翌日。
私は病院に行った。
「おめでとうございます!妊娠はしていますが、まだ赤ちゃんが小さすぎて確認出来ないので4週間後に、また来てくださいね!」
『はい!』
妊娠確定
私の赤ちゃん
やっと来てくれた
嬉しかった
こころの底から…
本当に幸せで
まだ実感ないのに愛しくて。
"どんな事があっても命をかけて守る"
心に誓った
まだ見えない程、ちいさい赤ちゃん。
どんな顔してるのかな?
男の子かな?女の子かな?
ずっと考えてた。
仕事から帰宅した隆二にも報告した。
「まじ?やったー!!」
すごく喜んでくれた。
『いっぱい待たせてごめんね。やっと隆二をパパにしてあげられるね。』
「何で謝るの?あまねのせいじゃないし、もう赤ちゃん来てくれたんだから!」
私たちは、まだ見ぬ我が子を想い眠った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。