結局週末になっても赤ちゃんは自然に産まれてくれず入院する事になった。
先生に
「明日の朝から薬で陣痛を誘発するからね!でも自然に産まれる様に刺激はしとくね!」
そう言ってグリグリされ子宮の入り口を広げる処置をした。
もうとにかくとにかく痛くて泣き叫んだ。
でも私が頑張らなきゃと自分に言い聞かせた
そして、この日から入院。
不安や隆二と離れるので泣いてしまった。
「大丈夫!赤ちゃん元気なんだし俺も立ち会うから!ちゃんと側に居るから!明日産まれるかも知れないんだから早く休んで体力付けとくんだぞ?」
『うん。分かった。』
そして面会ギリギリまで隆二は居てくれて帰っていった。
私はベットに入っても、なかなか寝付けなかった。
お腹の赤ちゃんに話しかけながら
『パパもママも待ってるよ。一緒に頑張ろう!だから心配しないで出ておいで。』
お腹を擦りながら眠った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。