第3話

結婚生活③
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2020/05/25 09:48
私達は新婚旅行を心の底から楽しんだ。
"今、世界一幸せ"
そうとさえ思った。

新婚旅行から帰宅しても私達は本当、本当に怖いくらい幸せで穏やかだった。
そして6年間、リーダーとして働いていた会社を辞め、アパート近くのコンビニでバイトを始めた。
面接してくれたエリアマネージャーが前に働いてたコンビニの担当者で2人で驚いた。
新規オープニングスタッフとして、経験者として、すぐエリアマネージャーが採用してくれた。

経験者が私しかおらず朝から晩まで働いた。

早い時は朝5時から13時まで。
1度帰宅し夕方5時から夜10時まで。

そんな時
久々の休み。
疲れが取れず何も出来ない。
隆二が帰って来て
「あまね、顔色悪いよ?大丈夫?」
『なんか疲れが酷くて。頭が割れそうに痛いの。』
「病院行こう!」
隆二は、すぐ救急病院に連れていってくれた。
とにかく頭が痛い。
色々な検査をした。
結果
異常なし
医者からは
「ここまで検査をしても異常がないからストレスかな?何か心当たりある?」
『仕事が忙しくて…それかも。』
「仕事は大切だけど体が1番大切だから少し休んでゆっくりして。鎮痛剤出しておくから、お大事にね」
『ありがとうございました。』
隆二は
「何でも無くて良かった!ちょっと働きすぎだよ!言えないなら俺がオーナーに怒鳴り込むよ!」
『大丈夫だよ。電話するから。ありがとう。』
オーナーに事情を説明し
「藤堂さんに辞められたら困るから何日か休んでゆっくりして!」
そう言ってもらえたので2日間休みをもらった。

それから長時間労働は無くなりオーナーから仕事を評価され店舗マネージャーに任命された。
発注や指導、アルバイトのシフト管理等。
私、任される仕事が好きなんだと改めて気が付いた。

仕事も隆二との生活も落ち着き
私は、ある事に気が付いた。

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