『大丈夫そう??』
さとみ「うん??なんで??」
『だって不登校だったんでしょ??』
さとみ「あぁ別に虐められてたとかじゃないよ」
さとみ「ただ面倒臭かっただけ()」
『えぇ~笑ちゃんと来ないとだよ??』
さとみ「そうだな~あなたと話したいし」
『んぇ??それってどうi』
ガラガラッ
さとみ「おはよーございます」
先生「桃井かおはよう…って昼だけど()」
さとみ「えぇ~不登校には昼が丁度良いんですぅ~」
先生「良いから早く席つけ」
さとみ「はぁーい」
『ススス…』
先生「氷見市~お前も何どさくさに紛れて座ろうとしてんだよw」
『え??』
先生「え??じゃねぇよw」
『まぁまぁ落ち着きなされ』
先生「うおぉい??w」
『遅れてすみませんでした~』
あ,ちなみに嘘吐き病と心声素直病の中にはそれぞれ安心する人が居て嘘吐き病の私は先生と居るとあまり症状が出ない
先生がどうかは知らないけど()
―放課後―
あ,そうださっきころん寝てたから注意しとこ。
『キョロキョロ…』
ってあれ??ころん居ないや
でも一緒に帰るから待ってないといけないしなあ~
あ,さとみくんは居ないかな??
『ん~…居ない』
しょうがない…ころん迎えに行くか
多分今日委員会だった気がする
あいつ「サボれそうだから」って図書委員なったから図書室に居るかな
―図書室―
『居ない……か』
あれ??
図書室を見渡すと遠くで何かがキランと光った
指輪とかかな??近付いてみよ…
『トコトコトコ………ヒョコッ』
あ,誰か分かんないけど近くに居てる人がいる
??1「これなんやろ……??」
するとその人が手を伸ばした瞬間………
??2「駄目!!!!」
??1「わっびっくりした……」
びっくりした……
あれ??あのキラキラしたのって………
??2「ジ,ジェルくん………それ触った?!?!?!」
??1「えううん??触ろうとしたけど触ってはないよ??」
??2「よ,良かった……」
??1「え??なn」
『タタタッごめんなさいッそれ私のです……』
??1「あ,そ~なん??ところでこれ何で出来てるん??」
『ごめんなさい…友達に貰ったのでわからないです………』
??1「そっかぁ~……でもめっちゃ綺麗やな!!」
??2「…ッ………ジェルくん」
??1「うん??」
??2「ちょっと先に戻っててくれるかな??俺この子と話したいから」
??1「おっわかった!!」
ガラガラッ………ピシャンッ
??2「ごめん……ありがとう」
『………別に大丈夫です。』
あーもうほら!!なんでこんな態度とっちゃうの?!?!
??2「…??………なんで助けてくれたの?」
『だって虹雫吐き病って雫を触ったら記憶を失うんですよね??』
??2「なんで知って……?!」
『あんな所に放っておくと誰が触るか分かりませんよ??』
違う。
??2「………」
『現にさっきあなたの友人さんが触ろうとしていましたよね??』
違う,
??2「…ッ……」
『まぁ大切な人から自分の記憶が消えて悲しむのは私じゃないのでいいですが…』
違う,!!
??2「…………」
ガラガラッ!!!
??1「おい!!」
『ビクッ』
??2「ふぇ,?ジェル……くん…………??」
??1「途中から黙って聞いてたらお前何言うとんねん」
??1「今の状況あんま分かってへんけどなーくん泣きそうになっとった」
??1「なーくんのこと傷付ける奴はどんな奴でも許さへん」
『私だってこんな事言いたくない…!!私だって………私だって好きでこの体に産まれたんじゃないのに…ッ』
??1,2「…え………??」
ガラガラッ
ころん「はいはいストップ」
さとみ「なーくんはゆっくりしてて」
さとみ「それからジェルは深呼吸して落ち着け」
??1「なんで落ち着かなあかn」
??2「ジェルくん。」
??1「…ッ………」
ころん「あなた大丈夫か??」
??1「おいころん。なんでなーくんより先にそいつの心配すんねん」
ころん「ちょっと黙ってて」
??1「はぁ??なーくんの事傷付けられt」
ころん「黙ってって言ってんの!!!!」
??1「ビクッ…」
『…プルプルプル…………』
ころん「大丈夫。大丈夫だからね」
ギュッ
『ハァッ……こきゅ………できな…ッ………ゼェッハァッ…』
ころん「吸って~……」
『…スゥ……ゲホッゲホッ』
ころん「今回はやばいな……」
さとみ「ちょっと退いて」
ころん「うん??」
チュッ
一同「?!?!……」
??1「…///」
『ケホッケホッ…』
『ごめん……さとみくんありがとう』
さとみ「別に……///」
『でも……』
さとみ「でも??」
『私だって……普通の人として産まれたかった……ッ』
ころん「あなた。」
『ころん……??…』
ころん「それはここにいる全員が思ってる」
『え…………??』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!