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第139話

実らない苦い恋 Ⅹ
僕にはずっと義理の妹が居た(誕生日の関係でね)


その子とは小学生の頃から一緒に同じ家に住んで


同じ物を食べて


全く同じ環境で暮らした


だけど僕だけ


僕にだけ小さい頃から深い傷があった


僕のお母さんとあなたちゃんのお父さんが再婚したんだけど


僕のお父さんは僕にずっと虐待をしていた


だから僕は小さい頃からずっと


心にも


身体にも


大きくて


深い


傷と向き合ってきた


小さいながら僕は


このまま一生この傷と歩んで行くと思っていた


だけど……


君が


あなたちゃんが


僕の傷を癒して


空っぽだった心を沢山


沢山…


埋めてくれた……


それが僕には


とっても


嬉しくて


嬉しくて…


そのうちにあなたちゃんが愛おしく思えてきて


でも


あなたちゃんには小さい頃からずっと好きな人がいる


どうしてかな


どうしてあなたちゃんと両想いになれないんだろう


もしも……


もしも


あなたちゃんの幼馴染みが僕だったら…


僕だったら


あなたちゃんは僕の事を好きになってくれてたのかな…?


いや


あなたちゃんは幼馴染みという存在だった“ころちゃん”を好きになったんじゃなくて


“ころちゃん”と言う存在自体が好きになったんだろうな


きっと


僕があなたちゃんと幼馴染みだったとしても


関係はそこまで。


なれても


幼馴染み以上恋人未満


だから


僕は結局あなたちゃんと結ばれない運命なのかな


でもころちゃんなら安心だ


ころちゃんは優しいし


よく人を見てる


何よりあなたちゃんの事を誰よりも理解しているんだ


だから僕はころちゃんにならあなたちゃんを取られてもしょうがないと思っていた


だけど…


ころちゃん…


あなたって人は


あなたちゃんを悲しませたくなくて自分の気持ちを押し殺しちゃって…


本当に何してるんですか


正直,申し訳ないけど僕はさとみくんの事を心から応援することは出来てない


だけど…さとみくんはゆっくり


そう本当にゆっくりと距離を縮めていくから


このままだと僕が奪ってしまいそうで…


そろそろ我慢の限界なんだ


無理って分かってるのにあなたちゃんを僕のものにしたくて


ぎゅっと抱きしめたくて…


今僕はそれを抑えるのに必死なんだから


早く帰ってきてよねころちゃん。
るぅと
ころちゃん元気かなぁ
あなた
元気にしてるでしょ!だってあのころちゃんだよ?
そうやって君は明るく言うけど


いつもころちゃんの話をすると


いつも目にうっすら涙が溜まって


どこか切なそうに遠くを見つめていて


でも何かを懐かしく思ってるようにしてる


のを僕は知ってるんだよ?
??
?!……サッ
え………?


ころちゃん………?


帰ってきた…?


正直,僕はころちゃんと連絡を取れてなかったから…


連絡が取れなかったのは皆もだ


だから,心の中では物凄く跳んで喜んでた


だけどころちゃんのあの顔は何…?


何かショックを受けているような


目を見開いていて


困惑しているような顔


もしかして……!
るぅと
あなたちゃん……ちょっと
あなた
ん何?
るぅと
今めっちゃ星見えてるからさ
あなた
ほんとに?私には全然見えないんだけど…
るぅと
あの公園。行こ?
あなた
うんわかった
ころちゃん


ちゃんとそこに居てくださいよ?


居なかったら……


僕が…


いや駄目だ…ちゃんと我慢するんだるぅと


あーあほんとに…


この2人くっつくの遅すぎですよw