―昼休み―
そっか!!皆の前で綺羅里に避けさせたら良いのか……??
え,やば……私根性から悪くなってきてる?!?!
大丈夫……だよね??
綺羅里「ww皆面白すぎw」
ジェル「いやいやw綺羅里ちゃんもだいぶやで??w」
『綺羅里!!』
綺羅里「ビクッ……」
『ちょっと綺羅里借りてもいいー??』
るぅと「僕は大丈夫ですけど……」
ななもり。「皆も良いよね??」
全員(なーくん,るぅとくん以外)「うん!!/おう!!」
『んじゃ借りるねー』
―屋上―
綺羅里「あの……」
『何。』
綺羅里「ビクッ……さ,さっきも聞いたけど…なんで私と皆を離そうとするの……??」
『そりゃ私がるぅとくんの事を好きだから』
綺羅里「じゃあ何も全員じゃなくても……」
『私がるぅとくんを好き。それ以外にもあの6人を家族のようにも好きだから』
嘘は言ってない。
皆の事は本当に好き。
だから嫌われるのは悲しいけど……
本当の家族────
綺羅里………あなたが幸せならお姉ちゃんは何も要らないわ
『さぁお喋りはお終い』
『それで?ちゃんと皆から離れてくれるの??』
綺羅里「い……嫌!あなたちゃんが皆を好きなのは分かったけど」
綺羅里「皆はそんな間違ってる好きはめ,迷惑だと思うんじゃないかな……ッ」
うんごもっともって感じ()
『ふぅん……黙って言う事を聞けないんだ』
『じゃあ……』
グイッ((胸ぐら
『痛めつけてあげる(耳元)』
綺羅里「……ッ………」
ごめん……綺羅里
ブンッ
クラスメイト「綺羅里ちゃんッッ!!!」
グイッ
綺羅里「?!……」
クラスメイト「あなたちゃん何してんの?!」
クラスメイト「今度虐めてるの見つけたら……皆にも先生にも言うからね」
トンッ(肩
ドスンッ……
クラスメイト「行こ綺羅里ちゃん」
ガチャッ……バタンッ
『…………ふぅ』
流石にやっぱ悪役を演じるのは身構えとかないとだから疲れる……
さぁそろそろ皆に嫌われに行くか
明日。明日成功すれば私の居場所は無くなって……
その枠が綺羅里に当てられるだろう……
クラスメイトちゃん達にも言っとかないと
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。