何……?
ここはどこ……?
あれ?なんか向こうに見慣れてる人が…
あれ?でも……
いつもと雰囲気違う…?
なんで……?
どうして………
あの日に戻ってるの……?
間違いない…これは……
これは……
ブリコにカッターキャーをされた日……
そして……同時に…………
私が死んだ日……
嫌だ……
認めたら…
認めたら,虐められる………
─まじで鬱陶しいんですけど〜w─
─ほら男子もやっちゃっていいよ〜!!─
─お!まじ?!殴っていい?─
─先生に見つからないようにね〜♪─
─あと……殺さない程度に。─
─こいつには…一生私達のおもちゃになってもらうから♡─
嘘………
ぱっと顔を上げると皆は…何か…ゴミとか……不要物…この世から要らなくなった物を見るような目をしていた…
ガチャッ…バタンッ
私は勢いよくその場から逃げ出して,走った…
行く宛てなんて無いけど訳もなく流れる涙を止めたくて…意味もなく走った
プーー!!プップーー!!
·
違う……この感じ…前も体験した……
胸全体にどんよりとした思い感情が漂っていて…口の中を苦い物が支配しているような…
そう1番当てはまる言い方は……
「嫌な予感がする」……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。