第84話
Halloweenの思い出 1話
─ねぇ…また会えるよね?─
─絶対会おうな─
─また一緒に遊ぼう─
─あなたちゃんの事、来年も待ってますからね─
─また同じ場所で会おう─
─合言葉は……─
すとろべりーはろうぃんないと…
私はあなた
この苺街六町目に一人暮らしをしてる
この街は三度の飯より行事ごとが大好き
特に力を入れているのは
ハロウィン。
そうハロウィンでは毎年街の人全員が仮装をして、広場に集まりお菓子を交換する
元々苺街は山と海に囲まれてるから町民は少ない
知り合いしか居ないようん。
それでハロウィンの話だけど、たくさんの噂があったりなかったり…
毎年ハロウィンの世界から6人の王子が人間に化けて来ているとか…
街の中の1人がハロウィンの世界の女王だとか…
ハロウィン以外で苺街の聖地“魔の森”には入った人は帰ってこられないだとか…
まぁ正直、6人も来てたら気付くと思うし、まずまずハロウィンの世界なんて存在しないだろう
魔の森に入ったら帰れないはどうせ迷うと危ないからだと思うし
まぁとりあえず全部“非”現実的ってことだようん。