第14話

NO.9
831
2018/09/01 10:27
すごく泣いたせいか、ぐっすり寝たせいかはわからないけど、熱はすっかり下がっていた。


つまり、学校に行かなきゃ行けない……



涼介、めいと気まずいな…



そんなことを考えながら登校していたら、後ろから声が聞こえた。




大ちゃん
大ちゃん
おーい!!あなた!!!! 
あなた
あなた
おっ、大ちゃん!
おはよう☺️
大ちゃん
大ちゃん
おはよっ!
熱は?もう大丈夫?
あなた
あなた
うん、すっかり!
大ちゃん
大ちゃん
あれ?めいは?
あなた
あなた
うーん……いろいろあって‪‪💦‬
大ちゃん
大ちゃん
そっか
大ちゃんは察してくれたのかそれ以上何も聞かなかった。


ほんとそういうとこは優しいな(笑)


でも、ありがとう。大ちゃん。


大ちゃんのおかげで少し気が楽になったよ。




......................................................

私と涼介の席はだいぶ離れてる。

それはいいんだけど、めいとは前後の席で。


謝らないとな…
あなた
あなた
はー……
めい
めい
あなた、
あなた
あなた
めい……
めい
めい
昨日はごめんね。言い過ぎちゃった…
あなたがそう決めたなら私は何も言わない。
でもね、後悔はしちゃダメだよ?
絶対に……



あなた
あなた
めい……グス…
めい
めい
あなたー!最近ずっと泣いてるよォ(笑)

ほら、笑って!!あなたは笑顔が似合うんだから
あなた
あなた
ありがとう(;;)
ほんとにごめんね……

......................................................

涼介side
朝、学校に来たらあなたとめいがなんか話してて。あなた泣いてるし…



いつもだったら、慰めたりするんだけど俺にはそんな勇気なくて……



あなたと話したい。

いや、話さなきゃ。





じゃないと、あなたは俺の隣にはもう来てくれない。





俺は、あいつの隣がいい。







あなた、大好きだよ。






離れないでよ……





大ちゃん
大ちゃん
涼介ーー
涼介
涼介
なに?
大ちゃん
大ちゃん
学級委員は放課後職員室行けって

あなたとちゃんと話せよ!
涼介
涼介
大ちゃん……ありがと
わかった。
なんだ、大ちゃん。



気づいてたのか、さすが親友(笑)



ありがとう、大ちゃん!

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