りう「さて、次はお主らに関わる大事なお話じゃ。」
🌈・麻里奈・れいん「お願いします!」
りうさんはまず、鍵について話します。
りう「あなた、麻里奈、れいん。お主らが鍵を持ってるのは知っておるか?」
🌈「はい。私は3歳の時にお母さんから貰いました。」
麻里奈「私は8歳の誕生日に叔父から貰いました。」
れいん「私は生まれた時にお父様とお母様から貰いました。」
りう「実はな、その鍵…お主らを自ら選んだ意思を持った鍵じゃ。」
🌈「そうなんですか!?」
りう「虹界の伝説で、鍵に選ばれた者は虹界と人間界行き来でき、妖精と友達になれる。しかし、それを知られたら鍵を失う。」
麻里奈「あなたが初めて虹界に行った日の夜、私に「虹界の事秘密にしていい?」って聞いてきたんです。もしかしたらあなたは伝説を知っていたと?」
りう「その通りじゃ。あなた、まだ話していなかったがお主の家系図を持ってきた。」
家系図
虹乃花 あなた
父 良平
母 佳奈子(旧姓日高)
父方祖父 武夫
父方祖母 千鶴
母方祖父 忠臣
母方祖母 みちか
父関係のおじ 友介
母関係のおじ 武瑠
父関係のおば 千帆
父方いとこ ひなた、瑠李、心春
母方いとこ みか、葵
おじ(友介)婚約者 美羽
おば(千帆)婚約者 ◯◯
おじ(武瑠)婚約者 麻美
曽祖父 (武夫父) 井津衛門 故人
曾祖母 (武夫母) かつえ 故人
曽祖父 (忠臣父) カルスト 故人
曾祖母 (忠臣母) くにゑ 故人
曽祖父 (千鶴父) 邦康 故人
曾祖母 (千鶴母) 子ツル 故人
🌈「もしかして、ひいおじいちゃんが妖精と関係あるんですか?」
りう「あなた、良く聞け。お主のひいおじいちゃんは妖精族じゃ。」
🌈「本当ですか?」
りう「ああ。わしがまだ長老に即位したての頃に会った事があってな…」
長話カット
りう「それでカルストが人間と結婚することになった時、わしは古の鍵を渡したんじゃ。後の代、選ばれる鍵を見守って欲しいと。」
🌈「じゃあ…私が持ってた鍵は?」
りう「それはな、古の鍵の生まれ変わりじゃ。」
🌈「私が選ばれた…?」
りう「あなた、お主は違う種族とも仲良くなれる力を持っておる。その力を大人になっても持ち続けるんじゃ。そして将来、鍵を継げ。良いな。」
🌈「わからないけど…やります。」
そして麻里奈…
麻里奈「あなた!実は私の家系にも妖精族がいたよ!」
🌈「ほんとに!?」
麻里奈「私の場合はお母さんのおばあちゃん。」
🌈「麻里奈も!?びっくり!」
麻里奈「私もだよ!」
なんか、私達の家系やばいな
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。