第3話

あのころ
67
2024/03/30 03:00 更新
Side:アル
モブ
なあみんなー、大人になったら何になりたい?
モブ
夢ってこと?
モブ
おれはな、みんなのあこがれ、サッカー選手になる男だ!
モブ
みんなのあこがれといったら野球じゃない?
モブ
うるせー!いいだろ別に!
モブ
わたしはパティシエになりたいな
モブ
ぼくは大工になりたいんだ!
モブ
で、おまえはどうなんだ?
???
おれ?
???
おれは……
アル
アル
父さんの跡を継いで領主になるんだ、か
昔の夢を見た


俺が小学校に通っていたときの夢だ


自信を持って答えていた己の姿を思い返す


あの頃の俺はまだ、何も分かっていなかったんだ
アル
アル
それに比べて今は…逃げてばっかりだ
結局今も昔もあまり変わらないのかもな


苦笑した己の姿を鏡越しに眺めながらそう呟く


窓の近くの木に止まっていた鳥が逃げていくのが見えた
アル
アル
さて、行くか
今日は仕事で退廃地区を見に行く


こういうことだけ俺に押し付けやがって…いや、俺も人の事言えねぇか


普通この街の住人は退廃地区に行くことはない


俺もその例に漏れず今回が初めてだ




正直あそこが治安が良いとは言えない



まあ行き先に困った者が行き着く先だからそれも当然だろう


だから普通の人は行きたがらないし、むしろ嫌っている


だが、統治者からすると悪いことだけではない


犯罪者あるいは厄介な人物を隔離できるんだ


そのお陰もあって他の街の治安を守れる


必要悪といったところか


だからこそ、
アル
アル
退廃地区に手を付けようってどういう魂胆なのやら
こう、思ってしまうわけだ


まあ、考えてわかるわけじゃないしそろそろ行くか
アル
アル
…行ってきます
家に誰もいないことは分かりきっているのに思わず口から言葉が漏れる
アル
アル
未練なんて、無いと思ってたんだけどな
ずっと引きずってるだなんて
アル
アル
馬鹿らし
その声は、白く濁った息となり、周囲の喧騒に溶けていった
翠
翠
ヤッホー!挨拶は省略するよ!
慧
慧
おい
翠
翠
いいじゃんたまには!
慧
慧
まあそれはそうか
翠
翠
毎日投稿2日目!
慧
慧
文字数は増えず
翠
翠
ここで終わったほうが区切りがいいからだって
慧
慧
それは…そうだな
慧
慧
そういえばまだ導入だったもんな
翠
翠
あ、後キャラには基本テーマ?みたいなのがあります!
翠
翠
それを想像しながら読むと楽しいかも〜?
慧
慧
一応考察してもらえるように書いてるもんな
翠
翠
てことで〜じゃあね〜!
慧
慧
じゃあな

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