☆27☆
重「……分かった…もう来ぉへんわ。」
望「エッ!なんでや?」
ハ「いいの!!!……私が来ないでって…言ったの。」
俺はもう…用済みなんやな…
ハルには、望が居る。
これでエエのかもな…
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次の日。
桐「おぅ!重岡!昨日 行ってきたか?」
重「おん…」
桐「元気ないなぁ?…アイツそんなに悪いんか?」
悪い?
そう言やぁ、ハルが何の病気かも聞いてないや…
「まだシんでないよww」なんて、冗談っぽく言うてたから、大した病気じゃないやろけど。
重「知らんわ。」
桐「は?いつ退院すんねん?」
重「はぁ?何で俺が知らなアカンねん!もう関係ないねんっ!!!」
以前の俺からは考えられない態度。
俺…変わったな…
やっぱハルは、俺なんかや無い方が えかったんや。
桐「関係ないて どういう事や?病気の彼女から離れてどないすんねん?」
はぁぁぁっ…
また、先生のお節介や…
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!