第5話

色欲の大罪 ラスト・アスモデウス
42
2019/11/25 13:01
ジェネシス「.....zz」

健五郎「ジェネシスー、起きろー。」

ジェネシス「.....ふわぁ?」

健五郎「おはよう、ジェネシス」

ジェネシス「おはよう」

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ジェネシス「.....っ!」

ジェネシスは頭を抑え、苦しみ出した。

健五郎「どうした?」

ジェネシス「い、いたい.....!」

ジェネシス「あたまいたい!」

健五郎「大丈夫か!?取り敢えず検査を
しよう!原因が分かるかも!」

ジェネシス「....しき.....よく.....たい..ざい....
たい....ざい....ななつ....のたいざ....い....。」

健五郎「ジェネシス!?」

ジェネシス「ピンクいろの....あく...まが....
いる......あなたが....あぶ...な.....い.....!」

バタッ

健五郎「ジェネシス、おい、ジェネシス、
しっかりしろ‼️」

ジェネシスはうつ伏せになり倒れて意識を
失った。健五郎が呼びかけるも、全く
起きる気配が無かった。

ーーーーーーーーーーーー

弘「神の七大罪...か。」

あなた「七大罪ってあれでしょ?確か....
えっと.....。」

ミカエラ「一つ目、淫らな欲望を抱く感情、
色欲、そして、弱者を見下し、自分勝手な
欲望をぶつける、傲慢、三つ目、己に無いもの
が周囲にだけある事を疎む、嫉妬、四つ目、
感情を抑えられず怒りを無駄にぶつける、憤怒、
五つ目、ありとあらゆるもの全てを貪る、暴食、
六つ目、強く執着し、無手段で全てを手に入れる
事を望む、強欲、最後は、己の使命や課題を
見過ごす、怠惰.....これが七大罪だ。」

あなた「そう、それ」

弘「じゃあ、あのピンクの化け物は大罪の
悪魔という事だ。」

ミカエラ「奴はラスト・アスモデウス、
色欲の大罪を施す悪魔だ。神谷の性的な
欲望が奴を生み出した。」

あなた「難しいなぁ」

ミカエラ「とにかく警戒が必要だ。いずれ、
特にジェネシスと出会わせてはならない。」

弘「ジェネシス?」

あなた「家にいるクローンだよ」

弘「そのジェネシスを何故アスモデウスと
遭遇させてはならないんだ?」

ミカエラ「確実ではないが、ジェネシスは
恐らく、新世界の理、アポカリプスが記憶を
失い、今の状態だからだ、恐らくな。」

あなた「アポカリプス?」

ミカエラ「三年前、私達が倒した化け物だ。
地球を消そうとした恐ろしい奴だったよ。
もし、アスモデウスのような大罪の悪魔と
会わせたら、アポカリプスだった頃の記憶が
戻ってしまうかもしれない。」

弘「何を根拠にアポカリプスとアスモデウス
と繋がりがあるんだ?」

ミカエラ「感じるんだ、ジェネシスとアスモデウスから同じ魔力が流れているのを。」

ミカエラ「ともかく、アスモデウスを一刻も
早く見つけ、倒すぞ、私も協力する。」

あなた「今の私達なら」

弘「できるかもな」

ミカエラ「よし、決まりだ。」

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スイートミラクル本店


店長「君が来てから大繁盛だよ、本当に
ありがとうねぇ!」

マリオ「いえ、そんな、店長の支えが
あってこそですよ。」

女性先輩「マリオ君カッコいいし、可愛いし
なんでもできる、性格も良いとか完璧じゃん!」

マリオ「.....へへ///」

マリオ「.....?(なんだ、この気配)」

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???

アスモデウス「グルルル」


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放課後


あなた「ただいま、ってどうしたの!?」

健五郎「ああ、急に倒れてな」

あなたが帰宅し、健五郎どうジェネシスの
元へ向かうと、そこには苦しそうに唸っている
ジェネシスと付き添っている健五郎がいた。

ジェネシス「あなた....あぶ.....ない...。」

あなた「ジェネシス?」

ジェネシス「しきよくの....あくま....くる!」

あなた「色欲の悪魔!?」

健五郎「色欲って....いわば、エロいという
事なのかしら?」

あなた「おいコラ!ジェネシスの前で!
てか、これ弘とミカエラに伝えなきゃ!」

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ミカエラ宅

マリオ「ミカエラ、友達だぞ」

ミカエラ「え?」

あなた「大変、ジェネシスがアスモデウス
の事を喋り始めたんだけど!?」

ミカエラ「まさか!?糞、予想外だ、
とにかく弘も呼ぶぞ!」

あなた「うん!」


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坂東宅


ミカエラ「弘、いるか!」

弘「ミカエラ!?それにあなた、どうした。」

あなた「ジェネシスがアスモデウスの気配を
感じ取ってる!」

弘「それがどうした?」

あなた「もしかしたらアスモデウスが
近くにいるのかも!」

弘「なんだって!?」

ミカエラ「とにかく、ジェネシスを守るぞ!」

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研究室


ジェネシス「....あなた....!?なんでにげない
の?....すぐにあいつくる!」

あなた「大丈夫、私達が守るから」

ミカエラ「来たぞ!」

グワシャッ‼️

研究室の壁を破って出てきたのは、神谷から
出てきたピンクの悪魔、ラスト・アスモデウス
であった。細長い舌をシュルルルルとならし、
あなた達を睨んでいる。

アスモデウス「シャアアアアアアア❗️」

ミカエラ「構えろ!」

弘「ああ!」

あなた「やっちゃお!」

健五郎「私の研究室.....(´;ω;`)」


アスモデウス「シャアアア!」

アスモデウスはあなたに黒い爪を振り下ろす
が、あなたは難なく交わし、スペルカードを
宣言した。

あなた「雷鳴『サンダーボルトシュート』」

ミカエラ「死符『デッドスラッシュ』」

弘「皇帝『エンペラーバレット』」

あなたは雷、ミカエラは鎌を生成し、刃を
青く光らせ、切りつけ、弘はカイザーブラスター
で黄色いレーザーを放つ。

アスモデウス「ギャアアアアア!」

アスモデウスは三人の攻撃で怯むが、直ぐに
立って三人を長い舌で弾き飛ばした。

ミカエラ「くっ...!」

弘「油断ならないな」

あなた「聖剣『エクスカリバー』」

弘「王砲『キングベンチキャノン』」

アスモデウス「シャハアアアアア!」

アスモデウスは目から赤い光線で二人の
攻撃を阻止した。

弘「ぐあぁっ!」

あなた「きゃあ!」

ミカエラ「呪怨『デッドブレイク』」

アスモデウス「シャアア❗️」

ミカエラが黒い炎を纏ったキックでアスモデウス
を吹っ飛ばした。

アスモデウス「シュルルルル....」

かなりのダメージでアスモデウスは弱り
始めた。産まれたばかりの子鹿の様に足を
震えさせながら立ち上がる。

あなた「よし!」

健五郎「ミカエラちゃんの攻撃が効いてるな」

ジェネシス「すごい.....」

あなた「閃光『ライトニングスラッシュ』」

弘「王砲『キングベンチキャノン』」

アスモデウス「シャアアアアアア‼️」

あなたの雷を纏った剣と、弘の金のレーザー
でアスモデウスは光の粒になり、消滅した。
すると、中からピンク色の宝石が出てきた。それは
邪悪なオーラで覆われていて不気味だった。

あなた「これは?」

あなたがその宝石に触ると、邪悪なオーラは
弾け、光のオーラに変わった。それは、
ジェネシスの方へ向かっていった。

弘「ジェネシスの方へ行ったぞ?」

ジェネシス「.....なに?.....ふんふん....。」

あなた「ジェネシス?」

ジェネシスは宝石と会話している様にぶつぶつ
と独り言を始める。

ミカエラ「何を言ってる?」

ジェネシス「.....おれ、きおく、ないって、
だからこのほーせきがおれのなかにいたいって。
そうすればなにかおもいだすって。」

弘「記憶がない?」

あなた「その宝石がジェネシスの中に居たい
って、どう言う事?」

ジェネシス「あ」

宝石はジェネシスの胸の中に入り込んだ。

ーーーーーーーーー

ーキュオオオオオオー

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ジェネシス「!?」

健五郎「ジェネシス?」

ジェネシス「おれ、あかいりゅうとみどりの
りゅうと青いへびがにひきとおんなのこふたり
にころされたみたい」

ミカエラ「竜に蛇に、女の子?やはりこいつ....」

あなた「?」

ミカエラ「いや、なんでも」

ーーーーーーーーー

仮面の男「まずは一つ」


続く

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