第6話

闇世界の来訪者
50
2019/12/04 13:37
男子「今日授業参観かー」

男子2「親に見られるとかないわー」

男子「そう言えば、ミカエラの親気になるなー」

男子「母さん絶対美人だろーw」

女子「ミカエラちゃんのお父さん、スイート
ミラクルで働いてるらしいよ」

女子2「イケメンかなぁ!」

中岡「席に着けー、授業始めるぞ」

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午前


2年D組の生徒の保護者が自分の子の
授業の様子を見にきた。その中でも、ある
二人が生徒達の視線を集めていた。それは、
袖無し縦セーターにジーパンのミカエラを居候
させている父親代わりのマリオと、白ワイシャツ
にタイトスカートの母親代わりの女性らしき
姿だった。

女子「え、かっこよくない!?」

女子2「でもちょっと女の子っぽい顔だよね」

女子「カッコ可愛いって意味かな?」

ミカエラ「(めっちゃ恥ずかしい//)」

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数日後


放課後


あなた「遂に夏休みかー」

弘「勉強を怠るなよ?」

ミカエラ「勿論だ」

三人が下校中に歩いていると、白い車が
横切り、止まった。

ミカエラ「マリオ、霊夢?」

数日前に授業参観に来たマリオと霊夢であった。

霊夢「ミカエラ、乗ってきなさいよ」

あなた「ミカエラのお母さん、初めまして!」

弘「坂東弘です」

マリオ「そうだ、君達、夏休みに明日旅行に
行かないか?ハワイだぞ〜( ^ω^ )」

弘「よろしいんですか?」

あなた「ありがとうございます😊」

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健五郎「ハワイ旅行か、私も行きたいなぁ」

ジェネシス「は.....わ..?」

あなた「海があるのよ」

ジェネシス「うみ?」

あなた「二人も来ていいって!」

健五郎「そうか、良かったなジェネシス!」

ジェネシス「おれもいく!」

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夏休み初日


あなたはオレンジのスカート型の水着、
弘は赤い海パン、ミカエラは黒ビキニ、霊夢は
赤いビキニ、マリオはファスナー付きの青い
ラッシュガードにカーキー色の股までの丈の
短パン型、健五郎は茶色の海パン、ジェネシスは
黒い袖無しラッシュガードに亜麻色の短パン型
の水着にそれぞれ着替えていた。

ジェネシス「んん〜?」

マリオ「な、なんだ」

ジェネシス「おまえ、おれにそっくり!
みたことあるかおしてる!」

マリオ「人違いだ」

ジェネシス「...なんかなつかしいにおい」

マリオ「ちょ、抱きつくな、匂い嗅ぐなぁ!」

ジェネシスはマリオに抱き付き、身体中の
匂いを嗅ぎ始める。マリオはなんとか、押し除け、
逃げ出すとジェネシスも追い始める。

健五郎「すみません、ウチの子が」

霊夢「良いですよ」

ミカエラ「海はこんなに気持ち良いのか」

あなた「本当だね〜」

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マリオ「やめろー!」

ジェネシス「つかまえた!」

マリオ「ちょっ!」

弘「ハイハイそこまで」

ジェネシス「ヒロシ?」

弘「焼きそば食べるぞー」

ジェネシス「やきそば〜?やきそばたべる!」

ジェネシスは弘の手から焼きそばの入った
パックを奪い取り、子供の様にがっつく。

マリオ「なんなんだこいつ(大汗)」

弘「いや、ジェネシスはどうやら赤ん坊
らしくて、生まれたばかりですから」

マリオ「こんなデカい赤ん坊がいるか!(´;ω;`)」

弘「マリオさんも焼きそば食べて落ち着きましょう?」

マリオ「はあ....」

女性「ねぇねぇお兄さん達!」

女性2「私らと遊ぼ!」

女性3「良いでしょー?」

弘「こ、困ります」

マリオ「自分、彼女いるんで」

ジェネシス「だれ?」

女性2「いいじゃん♡」

マリオ「いや、だから」

霊夢「私の彼氏に何か?」

女性「い、いこ」

女性2、3「うん」

あなた「弘、ジェネシス、大丈夫?」

弘「助かったよ、ありがとう」

ジェネシス「これ『ぎゃくなん』か?」

あなた「え....ジェネシス、それどこで
覚えたの?」

健五郎「説明しよう☆」


前夜


ジェネシス「うみ♪うみ♪」

健五郎「ジェネシスはかっこいいからな〜!
逆ナンされるかもよ?」

ジェネシス「ぎゃくなんってなに?」

健五郎「逆ナンとは逆ナンパの略で、普通は
男が女をナンパ、つまり無理矢理連れ出す所、
逆ナンはその逆だ!」

ーーーーーーーーー

健五郎「って訳☆」

あなた「変な事教えないで良いから!」

ジェネシス「??」

そして皆はビーチバレーをする事になる。

チーム構成

1 霊夢 マリオ ミカエラ 

2 ジェネシス 弘 あなた

現在ポイント 1チーム14:15 2チーム

霊夢「うおおんどりゃあああ‼️」

バァァァァァァァンッ!

霊夢が女性とは思えない程の凄まじいスパイク
を繰り出し、相手チームの地面に叩きつけよう
としたが、そこにジェネシスが慌てて飛び出す。

ジェネシス「だめーっっ❗️」

ダァンッッ❗️

なんとジェネシスが霊夢の必殺スパイクを
意図も容易く跳ね返した。ビーチボールはジェネシスの真上を舞い、そこへ弘がジャンプし、
彼の右手でボールを打ちつけ、見事1チーム
の地面に半分以上埋め込まれた。

健五郎「2チームの勝利❗️」

あなた「凄いよ、ジェネシス、弘!」

ジェネシス「おれ、すごいか!?///」

弘「さすが、健五郎さんのクローンだな」

ジェネシス「♪」


そしてあなた達は店でカキ氷を食べる事に。

あなた「うっ!冷たっっ‼️」

あなたはメロンシロップ、ジェネシスは
ブルーハワイ、健五郎は抹茶、ミカエラは
レモン、弘は苺、マリオはコーラ、霊夢は
オレンジ味のカキ氷を食べていた。その中では
あなたが一気に食べて頭が痛くなった。

一方

マリオ「すみません、もう一杯下さい!」

霊夢「あ、私も下さい」

ミカエラ「私も!」

弘「俺も」

ジェネシス「たべたーい!」

あなた「嘘でしょ!?」

なんと皆は大丈夫らしい。

健五郎「私の特技を見よ!」

健五郎はカキ氷を両手に持ち、口を開けて
一気に流し込んだ。すると、

キーーーーンッ

健五郎「うっ」

健五郎は頭を痛め、ついまだ中身があるカキ氷の
カップを手放してしまった。しかも、椅子に座った
ままだったため、溢れたカキ氷が健五郎の急所に
ジャストミートした。

健五郎「うおおおおおお( ゚д゚)」

皆「......。(汗)」

マリオ「と、取り敢えず、ホテル行ってみるか?」

あなた「はい!」

ーーーーーーーーーーーー

すっかり空が暗くなり、ホテルのエレベーター
に乗ろうとした瞬間、

ドンッ

あなた「いたっ」

ジェネシス「あなた?」

あなたにぶつかったのは、グレーのスーツを
着た、巨体の男だった。近くにいるだけでも
凄まじい圧力だ。不機嫌そうにあなたを睨む。

男「おいガキ、気を付けろよ、この底辺が‼️」

あなた「きゃあっ!」

男はあなたを殴り飛ばした。それを見た
ジェネシスが男の首を掴んだ。

男「がっ!?」

ジェネシス「あなたにあやまれ!」

男「てめぇ、俺はあのジェフ・ヴァレンシア
だぞ!この俺に手を出して済むと思うなよ!」

ジェネシス「うるさい!」

ジェフ「ぐはっ!」

ジェネシスがジェフを投げ飛ばした。ジェフは
壁にぶつかり、直ぐに立ち直る。

ジェフ「俺はウィリアム様に認められて、
ようやく社長になれた。底辺共を踏み台にしてな!俺より優れた人間なんかいねぇ!」

マリオ「お前はウィリアム財団の幹部か!」

ジェフ「ああそうさ、お前、デモエナの破壊神
のマリエイヌ・グランカートだろ?」

マリオ「俺を知っているのか」

ジェフ「お前の首をウィリアム様に差し出せば
俺の株は爆上がりだぜ!!」

マリオ「我の首を取るとな?」

ジェフ「俺のステージへ来い!」

ジェフは指を鳴らすとそこには紫色の空間が
広がっていた。ジェフの服装は、上半身裸で
ギブスだけを装着した筋肉質な姿になった。

マリオも、かつての金のラインが入った紅い衣に
紺色のズボンに黒いショートブーツの姿になった。
ちなみに結んでいた髪は解かれている。

ジェフ「見よ、この身体を!これがアメリカの
社会の神である証!」

マリオ「形だけの肉体など、我が一撃で
砕いてくれよう❗️」

ジェフ「粋がるなよ、化け物がぁ!」

マリオ「どの口が言うか!」

ジェフ「傲慢『プライドナックル』」

ジェフは両手から黒い光を出し、マリオを
殴ろうとするが、

マリオ「断罪『ジャッジメントカウンター』」

マリオの光のバリアで弾き飛ばされた。

ジェフ「ちっ!」

マリオ「この程度か」

ジェフ「傲慢『プライドブレイク』」

マリオ「銃殺『シンブレイクショット』」

ジェフは右足に黒いオーラを纏いマリオに
ドロップキックを喰らわせようとしたが、マリオ
の右手から出すレーザーに寄って撃ち落とされた。

ジェフ「糞がぁ!」

マリオ「断罪の破壊神たる我が大罪人如きに
屈するなど笑止千万!」

ジェフ「嘲笑『ヴォイスサンダーライブ』」

ジェフがとてつもない大声でマリオの
聴覚にダメージを与える。

マリオ「くっ.....なんて品のないやつ!」

ジェフ「傲慢『プライドインパクト』」

マリオ「色欲『ラストエクスプロージョン』」

ジェフは黒い弾幕、マリオはピンク色の炎で
相殺させた。

ジェフ「ちっ」

マリオ「隕符『メテオドライバー』」

ジェフ「ぐはぁっ‼️」

マリオは炎を纏った隕石をジェフにぶつけた。

マリオ「...ふん」

ジェフ「勝ち誇ってんじゃねぇぞ!
頂点『ハイエクスプロージョンアタック』」

ジェフは全身の力を右腕に集め、黒いオーラを纏い、マリオに襲いかかるが、

マリオ「煉獄『インフェルノ・ブレイカー』」

右手から炎の竜、左手から氷の竜のようなレーザー
を出し、ジェフを包み込んだ。

ジェフ「ギャアアアアアアアアアアア‼️」

ドォォォォォォォォォン

ーーーーーーーーーーーー

あなた「マリオさん強すぎ...!」

弘「圧倒的な力だな」

ミカエラ「まだ本気じゃないけどな」

霊夢「うっかり殺してないと良いんだけど」

ジェフ「....うぅ」

マリオ「.....姿を表せ、傲慢の大罪よ!」

ジェフの身体から出てきたのは、全身が黒い
布に覆われている堕天使のような男の姿だった。

傲慢の大罪「我はプライド・ルシファー
人類が讃えた大罪の堕天使なり」

マリオ「!待て❗️」

ルシファーはすぐに消えてしまった。ジェフは
気を失ったままであった。

マリオ「さ、早く食事に行こうか」

霊夢「そうね」

こうして、皆はレストランのバイキングで
夕食を楽しむ事にした。

マリオ「この肉も、この魚も、この米も
いけるな!ははっ!」

マリオは、何十種類もの肉や魚や米料理を
軽く平らげていた。

あなた「マリオさん食べすぎ(汗)」

マリオ「食べ放題だからいいだろ」

あなた「そういう問題じゃないですよ(汗)」

霊夢「まだまだ食べるわよ!全種類
食べ尽くしてやるわ!」

ミカエラ「......はぁ、馬鹿な夫婦」

霊夢・マリオ「まだ夫婦じゃない!」

ジェネシス「ふーふってなんだ?」

健五郎「お父さんとお母さんの事だよ
難しく言うと男と女が一緒にいることさ。」

ジェネシス「でも、けんごろーにはおんなのひと
いない、どこ?」

健五郎「もう死んだからね」

ジェネシス「しんじゃった!?けんごろーは
さみしくないのか?」

健五郎「私にはあなたとジェネシスが
いるから大丈夫だ!」

ジェネシス「ほんとかー!?」


その後、ジェフは事の全てを自首し、逮捕
された。彼はヴァレンシアカンパニーの社長
であった為、信頼が高かった反動で凄まじい
混乱であった。ニュース、新聞でも話題となった。

そして彼らの旅行はまだまだ


続く



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