第3話

色欲の女王
66
2019/11/02 06:11
坂東「覇王『カイザーブラスター』」

神谷「くっ、なんなのこれ!?」

坂東はカードを巨大な鉄砲に変え、
銃口から紅いレーザーを放ち、神谷は
ギリギリで回避するが、既に避けた先に
あなたが待ち構えていた。

神谷「なっ!」

あなた「閃光『アクティブフラッシュ』」

神谷「きゃぁぁぁぁ!!」

あなたの光の弾幕が当たり、神谷は
転がり落ちる。

神谷「ええい、このままじゃ部屋が......
案内してあげる、『色欲の空間』へ!」

二人「‼️」

高森「二人共!」

ーーーーーーーーーーーー

色欲の空間

あなたと坂東は、高森を残して、ピンク色で
ハートフルな謎の空間に入れられた。奥では
不適な笑いを浮かべる神谷の姿があった。
だが、彼女は今までと違い、黒の混じったピンク色
のオーラが噴出している。

坂東「神谷‼️」

神谷「ねえ、坂東君?最後のチャンスをあげる、
私と共に生きるか、その女と森田君と死ぬか、
選びなさい。」

坂東「まだ言うか....!」

神谷「残念!選ばせる訳がないでしょう?
正解は『痛めつけて、弱らせて、ずっと私の
側に居させる』よ‼️」

あなた「だったら、最初の台詞はいらないでしょ!本当に頭おかしいんじゃない!?」

神谷「どこまでも小賢しい小娘ね、ここで息の根
を止めてあげるわよ❗️」

神谷は鞭を取り出し、あなたに向かって
走り出す。あなたも迎え撃つべく同じように
走り出す。

あなた「聖剣『エクスカリバー』」

神谷「色欲『ラストウィップ』」

あなたは金色の剣、神谷はピンク色の鞭で
お互いの攻撃を弾く。凄まじいぶつかり合いの
末、あなたの剣は神谷の鞭に絡まれ、思わず
剣を手放してしまい、剣は鞭から投げ捨てられ、
消滅してしまった。

坂東「爆破『ブラストショット』」

坂東はオレンジの弾幕をカイザーブラスター
から撃ちだすが、神谷は見向きもせずに
余裕でかわした。

神谷「欲情『フォーリンラブシャワー』」

神谷は空間中にピンク色の弾幕の雨を
降らし、二人に命中させる。

あなた「きゃあっ!」

坂東「ぐあぁっ!」

神谷「歪愛『マイハートデストラクション』」

更に神谷は光弾を二つ放ち、二人に着弾させ
爆発させてダメージを与えた。

あなた「つ、強すぎる」

坂東「負けて.....溜まるか!」

神谷「無駄よ、坂東君、その女なんか見捨てて
私と一緒に来て頂戴、今なら許してあげる。」

坂東「何度も言わせるな、お前なんかと
一緒になるなんて、死んだ方がマシだ!」

神谷「.....チッ、優等生の貴方がそんな事を
言うなんて....私が直々に特別指導してあげるわ!」

あなた「指導が必要なのはそっちでしょ❗️」

神谷「色欲『ラストオールストライカー』」

神谷はピンク色の魔方陣を生成し、そこから
ピンク色の剣のような形をした光弾が大量に、
二人に降り注ぐ。二人は、避けられず、全ての
光弾に命中して吹っ飛ばされた。

坂東「ぐわああああああ‼️」

あなた「きゃあああああ❗️」

神谷「生徒の分際で私に敵う筈がないでしょう?
これでわかったかしら?」

あなた「...坂東....君...ごめんね、私、貴方
を守れなくて.....ごめんね。」

坂東「あなた❗️」

あなたは力付き、意識を失い、坂東はあなた
の身体を何度も揺らし、名前を呼ぶが、目を
覚ます気配は全くない。

坂東「....神谷....お前だけは、許さん!」

神谷「あら、まだそんな事言う元気があるのね、
まあ、いいでしょう、見てなさい、これが
この雌豚の最期よ‼️」

神谷が剣を生成し、あなたの心臓を目掛けて
振り下ろそうとした瞬間、


坂東「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼️」

神谷「‼️」

あなた「......?」

坂東が突然叫び、神谷は驚き、あなたは
意識を取り戻した。坂東からは赤いオーラが
出ており、それが神谷を吹き飛ばした。

神谷「な、何が!?」

あなた「坂東君!?」

坂東「スペルカード発動!
王砲『キングベンチキャノン』」

坂東のカイザーブラスターからエネルギーを
溜め、十分に溜まると、銃口から炎のレーザーが
飛び出し、神谷を飲み込んだ。

神谷「きゃあああああああ❗️」

神谷の身体は燃えていき、やがて全身が黒く
染まってその場に倒れた。

坂東「あなた、大丈夫か!?」

あなた「うん」

神谷「よ、よくも」

あなた「祝福『ライトハイブリッド』」

あなたが強い光で神谷を欺き、その隙に
剣で神谷を斬りつけた。

神谷「かはっ...お、おのれぇぇ.....この私をぉぉ」

神谷「ナメルナァァァァァァ‼️」

神谷が叫ぶと、空間は暗くなり、神谷から
ピンク色のオーラが飛び出した。それはやがて、
全身がピンクで、頭に二本の金の角、背中に
悪魔の翼、尻尾、目は赤く、瞳が黄色、両手の
長い爪が特徴の化け物が出てきた。その後、
神谷は元のスーツの姿に戻り、倒れた。

化け物『キシャァァァ‼️』

二人「うわああああああああ‼️」

化け物は口から巨大な光弾を放ち、二人を
吹き飛ばした。

ーーーーーーーーーーーーーーー


あなた「........っ!」 

坂東「......あなた、気がついたか?」

あなたが目を覚ますと、いつの間にか
神谷の部屋に戻っていた。近くには、神谷が
仰向けで倒れていた。

あなた「.....神谷はどうする?」

坂東「.....あの化け物が出て行ったんだ、
暫く様子を見てみよう。」

高森「あなたさん、弘!」

坂東「潤!」

高森「良かった!」

あなた「(あの化け物は一体?)」

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その後、神谷は病院に搬送され、意識を取り戻した
瞬間、警察に問い詰められ、逮捕された。
どうやら、高森の証言で幾つかの証拠が発見され、
神谷自身も罪を認め、お縄についたらしい。


日曜日


ジェネシス「あなた、なに、してる?」

あなた「LINEだよ?」

ジェネシス「ら.....いん?」

あなた「まあ、あんたにはわかんないか」

ジェネシス「??」


続く

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