私はマンションで一人暮らし、
もちろん彼氏はいませんよ、
でも最近良く会う人がいる。
それは隣のキムさん。私は名前を知らないから下のキムさんで呼んでる。
あ、また会った。
「おはようございます、今日も朝早いですね」
『おはようございます、はい、OLの朝は大変ですよ?w』
「そうですか、w頑張ってください。」
『ありがとうございます。行ってきます。』
キムさんは本当に美しい。世界の美とも言っていいほど美しい。
今日は目の色青色だ。
そう、キムさんはカラコンもすごい。
毎日毎日違うカラコンを入れてる。
前に教えてくれたけどキムさんはモデルをしてるらしい。
『おはよー、グク』
「せんぱーい、おはようです
今日もブスっすね」
『おいコラ真顔でやめろ。』
「すいませーん、てか今日もイケメンのキムさんに会ったんですか?」
『勘が鋭い、、今日は青色だったよ、』
「へぇ…目痛くないんすかね、」
『そんなの知らないよw』
「先輩、ずっと言おうと思ってたんすけど、先輩の部屋穴空いてますよ?」
『え、なにそれ、空いてたっけ?』
「はい、空いてましたよ、そこからキムさん見れるんじゃないんすか?w」
『やめてよ、w見てみよっかなーっw』
《早く仕事しろー、》
「『すいませーん』」
こんな事があって今日は仕事終了。
家に帰ってる途中
グクに言われたことを思い出して部屋の穴を探してみようと思う。
『え~、どこに穴あるの~
うそ、、あった。』
穴がある壁の向こうはキムさんの家だった
覗いてみると
真っ赤だった。キムさんの部屋って赤なんだ…なんかクールでキムさんっぽい。
黒い影のキムさんはうろちょろしてる。
たまに止まってぼーっとしたり、
ゆっくり歩いたり、
家でも忙しそうだな…
少し微笑ましい。
次の日の朝。
この日はキムさん緑色のカラコン。
今日は思い切って名前聞いてみようと思う。
『キムさん、おはようございます、』
「あ、○○さんおはようございます。」
ここで私は凄く不思議だった。
なんでキムさんは私の名前知ってるの。。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!