第21話

I want to go back to you .
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2026/03/16 15:44 更新
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電車を乗り継ぎ
駅から少し歩いた時にはもう、
随分と遅い時間になっていた。


マンションのエレベーターから
1歩踏み出し、前を向いたときだった。


ドアの前で
さっき電話したゴヌが座り込んでいた。


『 わっ … 』


思わず声が大きくなる。

ゴヌは
ゆっくり顔を上げた。
頬が少し赤い。


「 …… ジュンソ 」


声が
少しかすれている。

近づくとゴヌは僕の顔を笑んで見ている。


『 何してるの 』


僕が驚きながらも聞くと、
今度は声を出してゴヌは笑う。


「 ジュンソが来てくれないから
僕が来ました 」

『 …… え ? 』


意味が分からなくて
思わず聞き返す。

ゴヌは
少し目を細めた。


「 ……遅いです 」


拗ねたみたいな声。

今にもゴヌは寝てしまいそうだった。

僕は小さく息を吐く。


『 とりあえず立って 』


手を差し出す。

ゴヌは
その手をじっと見てから
ゆっくり手を重ねた。

指先が氷のように冷たい。

僕が引き上げるようにして
立たせようとした、その瞬間。


ぐっ、と


逆に手を引かれた。


『 うわっ 』


バランスが崩れて
僕の身体が前に倒れる。


気づいたときには
ゴヌのすぐ目の前だった。


僕は半分しゃがんだ体勢で、
ゴヌはドアにもたれるように座っている。


その膝の間に
僕の身体が入り込む形になった。


距離が
近すぎる。


久しぶりに誰かと
こんなに近ずいた。


ゴヌの手は
まだ僕の手首を掴んでいた。


「 …… またあいつと一緒だったんですね 」


さっきの声とは全く違った低い声。


『 …… 』


ゴヌは
少しだけ笑う。

でも
その目は笑っていない。

手首を掴む力が
少しだけ強くなる。


「 僕、迎えに来たつもりだったんですけど 」



僕はゴヌの肩に身体を支えるように
手を置いたまま何も言わずにいた。


額が触れ合いそうな距離。

ゴヌは
僕の耳元少しだけ顔を近づける。


「 だから
一緒に帰りませんか 」


小さく笑って言った。


「 僕と 」


『 …… でもここ、僕の家だけど 』


そう言うと、
ゴヌは一度だけ瞬きをした。

それから
ふっと小さく笑う。

僕の肩に頭を乗せたまま、
言った。


「 …… じゃあ 」


「 今日はここに帰ります 」


閃いたように言ったゴヌに僕はこう返す。


『 …… だめだって 』


首を小さく振る。


『 タクシー呼ぶから 』


ゴヌはさっきとは逆に
だんだんと僕に体重を預ける。


「 ジュンソのとこ 」


ゴヌの息が
すぐ近くでかかる。


「 もう帰る気ないんで 」


僕が手首を引こうとすると、
ゴヌの手がまた少し強くなる。

逃がさないみたいに。


「 だって 」


ゴヌは
僕を見上げたまま言う。


「 せっかく会えたのに 」


その言い方がずるい。


『 …… ゴヌ 』


結局僕はゴヌに戻ってしまうのか、
そんな思いを断ち切ろうと名前を呼ぶと
今度はこう言った。


「 …… あいつとはご飯行くのに 」


不満そうだった。


「 僕はだめなんですか 」


その言葉に胸の奥が
少しだけ痛くなる。

外の廊下は
相変わらず冷たい。


「 …… 寒いんですけど 」

「 さすがに
ここで寝たら怒られますよね 」


少しだけ笑う。

でも
この場からどこうとはしない。


「 ……入れてくれませんか 」


その声は
さっきよりずっと静かだった。


「 ジュンソの家 」


廊下の冷たい空気の中で、
僕はしばらく沈黙に耐えた。

そして結局、僕が折れた。


『 わかったよ。寒いから特別にね 』


僕が鍵を開けると
ゴヌは満足そうな笑顔を浮かべて
家の中に入っていった。


全部、ゴヌの計画だったのかもしれない。

そして僕は
その計画にまんまと引っかかっている。
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CDTV最高でしたね!!
日本の番組に出てくれて本当に嬉しいです(т-т)

ワイプに映るジュンソがとにかく可愛かったし、
いつもより、更にかっこよく感じられました❗

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