第22話

21'
1,381
2018/08/14 05:36
日曜日       あなたside




今日はジンくんとデート



遊園地に行く

ジン
あなた〜
あなた

あ、おはよ!

ジン
じゃ、行こうか
あなた

うん!

そう言うとジンくんは



あたりまえの様に手を繋いできた



素直に照れる



ユンギとはあまり手を繋いだことなかったな…
ジン
ねぇ、あなた?
あなた

ん?

ジン
今、ユンギのこと考えたでしょ
あなた

いや…

ジン
今日は、俺だけを見て
あなた

うん///


ジンくんの手を繋ぐ力が


強くなった


ジンくんの体温が伝わってくる


すごく熱い


顔は見えないけど


照れてるのかな
ジン
着いた!
あなた

え、ほんとだㅋㅋ

ジン
意外と早かったね
あなた

そだね

そのあと私達は


ジェットコースター


コーヒーカップ


お化け屋敷…



と、色んなとこをまわった
ジン
楽しいね!
あなた

うん!

ジン
この時間がずっと続くといいな
あなた

うん…

ジン
じゃ、最後に観覧車乗ろ!
あなた

いいよ!

きずけば、もう夕方になっていて


観覧車からは綺麗な夕日が見えた
ジン
綺麗だね
あなた

うん


重い沈黙が続く


お試し期間は今日で最後だ


なにを話していいかわからない


先に沈黙を破ったのは


ジンくんだった
ジン
ねぇ、あなた
あなた

なに?

ジン
僕はこの一週間とっても楽しかった
あなた

うん

ジン
だから、これからもずっと
僕のそばにいて欲しい
あなた

……


確かに私も楽しかった


また遊びたいとも思った


だけど…
ジン
そっか…
あなた

え?

ジン
やっぱ、
僕はユンギには勝てなかったか
あなた

私、まだ何も…

ジン
言わなくてもわかるよ

あなたはやっぱり
ユンギじゃないとダメなんだよ
あなた

………


そうかやっと気づいた


私はジンくんと付き合って


ユンギを忘れようとしていた




でも、それは


ジンくんを傷つけてしまうだけなんだ


ユンギを忘れるなんて


そんなこと、私にはできないんだ
ジン
ほら、行っておいで

観覧車はもう下まで来ていて


2人で降りた

あなた

うん、ありがとう

あなた

そして、ごめんね

ジン
ううん、あなたが幸せなら
僕はそれでいいんだよ

ほんとにジンくんは


どこまで優しいんだ

ジン
でも、ユンギに何かされたら
僕のとこに来てね
ジン
また、話を聞いてあげる
そして今度は絶対に離さない
あなた

うん、私行ってくる!

ジン
うん!
そして私は走った




ジンくんと一緒に話していても


映画を見ていても


ご飯を食べていても…






ユンギならこの映画を見るかな


ユンギならこれを食べるかな


って、ユンギの事を考えてしまう





私はユンギ以外を好きになんてなれないんだ





だから、私はとにかく


ユンギの家まで走った


ユンギの家は私の家の隣だから


小さい頃は毎日のように行っていた
あなた

はぁ…はぁ…

ユンギの家に着いた


奥に私の家がある
あなた

あれ?


私の家の前に人影が見える


よく見てみると


それは





































ユンギだった

プリ小説オーディオドラマ