第15話

14"(前回の続きからです

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2018/08/09 04:36

屋上




やっぱり、またここへ来てしまった



弱虫な私は、また逃げ出してしまった



あんなこと言いたかったんじゃない



でも、今まで隠れていた思いが溢れ出てしまった



もう、ユンギには嫌われちゃったかな









ユンギは私を助けてくれたのに



せっかく、サランとユンギが別れたのに



ずっと、それを望んでいたのに…




私はなんてことをしてしまったんだろう







ユンギ、好きだよ


大好き


愛してる




こんなに馬鹿な幼馴染でごめんね






















好きになってごめんね＿＿＿

あなた

…ユンギ、ごめんね(泣

無意識にそう呟いた

ユンギ

うるさい

ユンギはそう言って

後ろから優しく抱きしめてくれた

あなた

！！

ユンギ

もう泣くな

そしてまた、より強く抱きしめてくれた

ユンギ

もうこれ以上、
好きな人の苦しんでる姿なんて
見たくない

あなた

…好きな、人？

ユンギ

俺、やっと分かったんだ

ユンギ

最初は
サランちゃんの事が好きだと思ってた

あなた

…うん

ユンギ

でも、お前がジンといると
モヤモヤするし

ユンギ

サランちゃんと一緒に話してる時も
お前の顔が浮かんできて…

ユンギ

小さい頃からお前の隣にいたのは
いつも俺だったのに

ユンギ

お前をジンに
取られちゃうんじゃないかと思って

ユンギ

サランちゃんとじゃなくて、
お前と話したい
お前と一緒に居たいって思って

あなた

ユンギ…(泣)

ユンギ

この気持ちはなんだろうって

ずっと考えて、分かったんだ

ユンギ

俺は、お前のことが…




あなたのことが好きなんだって


ユンギは私から離れて

私の正面に立った

ユンギ

だから、こんな俺でよかったら

付き合ってほしい


その時のユンギは


少し顔を赤面させながらも


真っ直ぐ私を見てくれていた

あなた

よろしくお願いします…///

私がそう言うと

ユンギはまた、そっと抱きしめてくれた

ユンギ

これからも
ずっとずっと一緒に居ような

あなた

うん、大好きだよユンギ

私はそう言って

ユンギを抱きしめ返した








 


















１ヶ月後



あの日からサランが私に命令する事はなくなった



私がちゃんと頑張っていたことを



学校のみんなも知ってくれて



友達も増えた



そして、何より嬉しいのは………

ユンギ

あなた、飯行くぞ

あなた

はーい


屋上

ユンギ

それ、お前が作ったの？

あなた

そうだよ

ユンギ

……ん………て///

あなた

え？

ユンギ

あーんして…///


何より嬉しいのは



今までずっと塩だったユンギが



二人きりになると



こうして、顔を赤くしながら



甘えてくること
 




ほんとに毎日が幸せ


























絶対に叶わない恋だと思ってた



でも、そんなのやってみなきゃ分からない


























































ユンギ、愛してるよ









これからもずっと＿＿＿＿＿＿