第11話

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2020/01/01 07:23
一方 その早朝、
ホールに続々とメンバーが集まっていた。
ジャッキー
ジャッキー
ウィースツ!
腹減ったわ、朝めしやー!
ジョニー
ジョニー
朝飯まだやで、当番が来てへん
ジャッキー
ジャッキー
え? 誰が当番やねん!
ガム
ガム
エースやねんけど、
ちなみにアーセナルもまだやで
マック
マック
買い出しもあるから、ガム 2人起こして来てぇや
トッポ
トッポ
あ!ガム ええよ
お、俺が、お、お、起こしゅてくるさかい 待ってて~
ガム
ガム
おん、ほな頼むな
バタバタ… ドタドタツ 慌てた様子で出ていった。
ジャッキー
ジャッキー
どうしたんや、あいつ!なに慌てとんねん
トッポは心から焦っていた。

自分が作った新薬(媚薬)を頼まれたといえ、エースに渡してしまった。

エースに恋の成就のためやと思たけど エースの彼女に何かあったら…
起きてきぃひんのは、何かあったんかも
しれへん…

最悪、ここを出ていかなくてはならない。

それに、エースがその彼女を連れ込んでいたら…

─ここは、女連れ込み禁止じゃー!!!!

あああジャッキーの鬼瓦顔が浮かぶ─


「あかん 最悪や ほんまこれは一大変や」



階段をかけ登りエースの部屋のドアを叩いた。

返事がなかった。
鍵をかけ忘れたのかドアが簡単に開いた。

恐る恐る覗く
「エース …起きてる? ごめんやで…入るで?」


エースの部屋は空っぽだった。
トッポ
トッポ
エースどこなん? かくれんぼナシやでぇ
(布団をめくったり、ベッドの下を覗いてみた)
なんでぇ?おらんの… どっかお泊まりかな??? ……
あ、せや アーセナルも起こさな!
隣のアーセナルの部屋へ向かった。


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