玄樹「あなた!! 一緒にかーえろ!!」
私と幼なじみで同い年の玄樹は、
授業が終わると必ずこう言う。
だから私も決まって、
あなた「いいよ」
なんて笑顔で返す。
玄樹は他の女の子たちと話すより
気が合うからいつも一緒にいる。
逆に玄樹といない時…ある??ってくらい笑
そんな玄樹は私が玄樹のことを恋愛的に、
思いを寄せていることを知らない。
今日もいつも通り、
玄樹の家と私の家の近所の
カフェに寄って放課後恒例の談笑会…
と思ったら、
玄樹「今日はさ、俺ん家…こない?」
あなた「げ、玄樹の…家?笑」
玄樹「うん、そうだけど。笑」
あなた「いい…よ?笑」
え、玄樹の家なんていつぶり!?
小学3年生か4年生の頃した、玄樹の誕生日パーティー以来だっけ。
そんときもなんかよくわかんないことお願いしてたなー。
幼玄樹「ずっとあなたと一緒にいれますように」
って。笑笑
そんなことは置いといて、
玄樹「ついたよー」
相変わらず大きい玄樹の家は
私の家と比べ物にならない。
あなた「めちゃ久々~!!」
私は舞い上がってリビングのソファに飛びつく。
このソファは小さい頃から座ってたから、
なんか久々で落ち着く。
あなた「玄樹ママは??いないの~?」
玄樹「あ、母さん? 今日いないよ」
あなた「そっかぁ~。」
玄樹「ほら、俺の部屋。行くよ。」
あなた「玄樹の部屋…?笑」
え、初じゃね!?!?笑
てか、私なんかを部屋に入れて大丈夫??
玄樹「ほーらっ」
そう言って玄樹は私をソファから起こして、
私の手を取る。
えっ…手…繋いでる…??
なんか今日の玄樹おかしい…
玄樹「ここ、俺の部屋!てきとーにくつろいでて。いまお菓子持ってくるから(頭ポンポンっ」
ヘっ…?/////
あなた「わ、わかった…///(下向」
そう言って玄樹の部屋に入る。
綺麗に整頓されてて、そこそこ広い。
棚の上には昔の写真が置いてあって、
あのお誕生日パーティーの時の写真から、
玄樹ままと玄樹、私と私のお母さんが写ってる写真なんかも飾ってあった。
そんな中で、
これ…私?
公園で遊んでる幼い頃の私の写真が、
1枚、2枚…
合わせて5枚。可愛らしい写真立てに入って飾ってあった。
すると、
玄樹「はいるよー」
あなた「あ、うん!!」
まるでなにもしてなかったかのようについスクバに手を突っ込む。
ベッドに座っていた私は、
ドサッ
玄樹に倒される。
玄樹が覆い被さる状態になって、
あなた「どうしたの…?////」
玄樹「おれさ、もう我慢できないわ。ずっとずっと、ちっさい頃からあなたのこと好きで好きで…」
え…?どういうこと…?
私も玄樹が好きで好きで…
好きで好きでたまらないけど。
玄樹もだったの…?
玄樹「あなたは?」
あなた「わ、わ、私っ!? …す、好き。ずっと、ずっと前から…///」
玄樹はフフッと
微笑んで、
私の唇にキスを落とす。
あなた「げ、玄樹…」
玄樹「ごめん、今日は俺の好きにさせて」
あなた「え、うん…」
そう言って玄樹はまた私にキスして、
舌を絡めてくる。
あなた「んん…////」
いきなり離れたと思ったら
またすぐキスをして、
唇を吸う。
あなた「げんっ…きっ…////」
玄樹「あっ…ごめん。つい…」
あなた「いいよ。好きにして…?(上目遣い」
玄樹「ほんと?」
あなた「うんっ…////(コクッ」
その後2人は夜まで体を重ねた_______。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!