第6話

#5
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2020/06/28 17:35
あなた

んんんんあぁぁぁ!!

急にあなたが声を上げる
あなた

お菓子もお茶もおいしかったなぁ

そう言って、お腹をポンとたたく
ななもり。
もう…迷惑かけちゃだめだからね!?
あなた

わかってるよぉ!!

家に帰っても
おかえり!っていってくれる人がいない
ごはんだよ!っていってくれる人もいない



そう…


俺らは親がいないのだ



母さんは病気で…父さんは事故で亡くなった


まだ、14歳の俺と1歳の妹をおいて…
そっから隣人や親戚などに助けられ、ここまできた



だから、お金がなくて、入院も手術もできないのだ



あったとしても、食費がなくなる…


ただでさえ、今ピンチなのに…
あなた

ねぇ、今日の晩ごはんは!?

ななもり。
今日は、ごはん、お味噌汁、鮭とお野菜だよ!
あなた

やったぁぁ!
鮭だぁ!!

そういってあなたはぴょんぴょん跳ねた
ななもり。
お、落ち着いてwww
あなた

はぁーいwww

ななもり。
じゃ、食べよっか!
あなた

うん!って…お兄ちゃん?

ななもり。
え?
あなた

ご飯とお魚とお野菜は?

ななもり。
え、あ、あぁ…
詰まるから俺は固形は食べれない


食べちゃだめって言われたからだ


食べたら命に…
ななもり。
あ、いや、ごはん、ジェルくんの家で食べてきたから、お味噌汁だけでいいんだ
あなた

ふーん、そーなんだ

あなた

じゃ、いっただっきまぁす!!

あなたはそういって食べだした

俺もお味噌汁を飲もうとした、そのとき





ぴーんぽーん!
チャイムがなった
あなた

だれ?

ななもり。
わかんない
はぁーい!
そういって出ると、そこには、真っ青なジェルくんがいた

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