第36話

🐹
480
2021/07/30 18:18
うわっそんな話になってるんだ


上機嫌のジンは放置しておいて、
妹にこのまま何も言わないのはいけないとおもうので、
ひと通り話をしておく。


(なまえ)
あなた
ごめんね、なんかこっちで勝手に
盛り上がっちゃって
いや、たまにこっちでも言われるから
慣れてるよ。
まあメイクで違う雰囲気にもできるからね。


NPOでこの間まで海外に行ってたらしく、その間に
少し考えが変わったらしい。

(なまえ)
あなた
多分、近いうちにうちの両親にも
挨拶しに日本に行くみたい


その時に会うかもだけど…
ま、整形でもしない限り
顔は変えらんないしね!
その似てる人には会ってみたいね。
お姉ちゃんと結婚したいって言う物好きな人にも…
(なまえ)
あなた
私が1番驚いてるんだけどね…!


まあ、気にしないでと言ってくれたので良かった。
(なまえ)
あなた
ありがと~
また、帰ったら連絡する


さて…

ジンにおやすみを言わないと。






ジンの部屋をノックする。
…?寝ちゃったかな…?

(なまえ)
あなた
開けるよ〜…?


部屋の電気は消えてるけど、


ベッドサイドの電気はついてる。


(なまえ)
あなた
ジン、起きて…まだ髪乾いてないよ


髪に伸ばした手を絡め取られる。


(なまえ)
あなた
ジン、寝たふりしてたのね?
JIN
JIN
あなた と一緒に寝るために
起きてた


にっこり最大の笑顔に射抜かれる。





ふぅ…


JIN
JIN
一緒に寝よう?
(なまえ)
あなた
一緒に眠るだけならね?


こちらも負けじとにっこり笑う。

JIN
JIN
や〜…はい、一緒に眠れるだけで幸せです…
おいでくださいお姫様…


抱きしめられて、ジンの心臓の音が聞こえる。

(なまえ)
あなた
ジン…すごく心臓の音が早いよw


ジンの顔を見上げると、
耳まで真っ赤になってる!

JIN
JIN
僕はすぐ赤くなるの!
ドキドキしてるんだから!
笑わないの!
(なまえ)
あなた
笑ってないよ!
ジンが余裕がある感じだったから、
なんだか嬉しくなっちゃって


ジンが頭に手を当てて、目を逸らす。


JIN
JIN
余裕なんて全く無いよ!
いつ、あなたに嫌われてしまうか不安だし、
他のメンバーがかっこいいとか
言われるんじゃないかとかも気になるし…



ジンは何でもできるし、何でも持っているし
不安なんてないのかと思ってた。

JIN
JIN
でも、あなたがナムジュンに
言ってくれたこと…
すごく嬉しかったんだ。
きちんと僕の仕事のことも、
この先のことも考えてくれてることが…



ふふっと微笑みながら、
私の頬に触れてくる。

(なまえ)
あなた
ジン、これからジンの色んなことを
たくさん教えて欲しい。
なにが好きで、どんなことを考えてるのかとか…
JIN
JIN
そうだね、僕がなにを好きで…
… …
   

頬をなでながら、目がとろーんと…



寝てるし。


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