次の日はジアさんとお買い物。
ジンは、番組の撮影があるみたい。
今日はMCのお仕事なので、
事務所の人達は行く必要がなく
ジアさんも時間が取れたそうだ。
ジンも本当は一緒に出かけたかったようで
僕も行きたいよ~!
って言ってたけど、
我慢してもらわないと仕方ない。
食料品や、色んな物を買い込んで
車に積み込んだ。
近くのカフェで遅いお昼ご飯を食べる。
いきなりジアさんに
図星な話題を振られて、
ラテを吹き出しそうになる。
ジアさんが頬杖をついて、外を見る。
ふぅ…とため息
えっちょちょっと待って
ジアさんがちょっと驚いて見る。
ええええ!すごい…全然分かんなかった…
手を小さく叩いて喜んでる。
ジアさんが首をかしげながら
優しくほほ笑んでくれる。
天井を仰ぎ見る。
……?上の階から誰か…?手を振ってる?
視線を止めたまま、ジアさんに話しかける。
ジアさんも上を見て動きが止まる。
私の手を取って、一旦お店の外に出る。
入口も別なんだ…!
入口に、お店の人?が2人。
止められるんじゃ?と思ったら、中から
人が出てきて通してくれた。
ジアさんが、ジミンに駆け寄る。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。