その次の日に、レトさんは来た
はっやいなぁ
タッタッタッタッタッタッ
ぎゅー
本当に寂しかったのかレトさんに擦り寄るあなたちゃん
レトさんは上がることなく今日はハウスを後にした
…
〜レトルトside〜
ぎゅ…
彼女は涙目で震えながら俺にしがみついたまま
本当に離れようとしない…
本当に…この子は1人にしちゃダメだな…
昔…
…
うんうん懐かしいね
やっぱこうなるか…
そういうのは彼氏できたらそいつにしてもらいなね
暫くすると…安らかとは言えない顔でアイは眠りについた
さて…イトは…
ガチャ
まーたソファで寝て…
しかもこんな無防備な…
ソファで大の字て…落ちそうなんやけどほんと…
アイ以上にキツイ思いしてるんだよな…
まだアイはリアクションできるからええんよ
でもこの子は…
…
レトルト母『いらっしゃい』
レトルト『はーい』
俺も小さかったけど…結構印象強いんだよねこの子達
母さんに連れられて来たら目の前に俺より小さい双子の女の子
今とは違って髪も長くて…目も隠れてなくて…
母『愛ー、愛ー?お兄ちゃんにご挨拶は?』
アイ『ん…』
イト『ん…』
母『ごめんなさいね、人見知りで』
レトルト母『いいのよ、仲良くしなさいね?』
レトルト『もちろん!仲良くしようね?アイちゃん、イトちゃん』
どっちも2人には変わらんのやから
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。