第197話

夜の散歩【恭平】
460
2020/03/26 00:05
あなた

あそこに、公園あるよ

あなた

ブランコしよ♡




彼女は、オレの手を引き、ニコニコする



胸が引き裂かれるような思いを引きずりながら、
走る💨💨


公園に入ったところで、抱き寄せ




恭平
どうしたらいいの?
恭平
あなたを泣かさず、一緒にいられる方法は、どこにもないの?
恭平
離れたくないの、オレ
恭平
アホやから、納得できへん、みんなが言ってることが、わからへんねん!!



ぎゅーー




あなた

恭平くん、、、苦しいよぉ、、、

恭平
ごめん
恭平
ブランコして、帰ろ



オレは、ブランコに座り、その後も結構泣いてた。
どうしても、理解できない。
どうにもこうにも、納得できない、回避する道なんかない。











恭平
あなた?
あなた

んー?

恭平
今どんな感じ?
あなた

ピョーンて、あのお月さままで飛びたい

恭平
ふふふ、、、
恭平
やってみていいよ?
あなた

せいぜい、その辺や。

あなた

子どもの頃、居なかった?飛んで手の骨おった人、、、

恭平
学年に1人くらいいるよな
あなた

しゅんすけ、やってそうやな?

恭平
道枝は、無事着地してそう
あなた

なるほど!!

恭平
あなたはやめた方がいいよ
あなた

ふふっうん、生きて帰れる自信がないわ

恭平
残される人の気持ち。
死因、ブランコから滑落
あなた

ふふふ、、、やらへんもん

恭平
まぁな、あの月じゃ、飛びたくもなるけど。



ブランコを止めて、彼女が言う






進路のこと話すの、もう、やめよ。
未来の事は、お互い話さん方がいいよ。




そう言って、オレにキスをした。









今夜は、重いよ、、、あなた。
ダイスキだよ

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