そのまま、泣いてるあたしを乗せたスープラは、1時間くらいは走った、、、
助手席の、ドアを開けて、手を引いてくれる。
完全に援交カップル
外に出ると、六甲山の上に立ってた。
手を繋いだまま、夜景の綺麗に見えるとこまで。
ん?どこまでいくの?
少し外れたところに、岩があって、パパはそこにハンカチを敷いて、トントン、座れと。
涙が止まらない。
パパの優しさが、ありがたいけど、、、
甘えたいのは、パパじゃない!!!
一緒に居たいのは、パパじゃない!!!
ママが死んだ時より泣いたかもしれない。
パパの肩に寄り添って、寝た、、、
あなた、帰ろ。日が変わる
え?そんなに?
またいつでもいいから、聞かせて、今日のこと。
うん。
帰り道、2人とも、なにも話さなかった。
起きてたけど、つかれきってしまった。
明日、学校休んでいい?
うん、いいよ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。