風呂から上がってきたら、恭平くんが、電話してた。
音を立てんように、静かに歩く。
それに気がついた恭平くんが、首筋をなじったり、胸を揉んだり、、、
変態やな
ドタバタと、玄関に向かう、、、
おばさん、やっぱ帰るーー!!
また、来まーす!!
バタン💨
きょーへー!何したの!
こんな時間に、1人で帰すの?
きょーへー!
わかんない!
なんでこうなったのか。
でも、、、
道枝くんの電話に出なきゃいけなかった?
あたし、、、なに怒ってんだろ?
電車は、終電だった。
酔っ払いがたくさんいて、、、
酔っ払ってない人は、じーって見てきたりして。
出てこなきゃよかった、、、すぐに後悔した。
電車を降り、アパートまで歩く。
ひとりで。
大通りはいい、、、
コンビニに寄って、あったかいお茶を買う。
そこから、人気の無い暗い道。
自転車が近寄ってくる、、、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!