ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
ドンドン!!
ピンポーン
ピンポーン
ピンピンピンピンポーン
この、鳴らし方、、、
カチャン✨
ガタガタ
ーーーーーはよ開けろ!!
カチャン✨
がたん!!!
飛び込んで来たのは、長いこと待ってた人。
どうなったのか、気がついたら、恭平くんの腕の中に居た。
茫然と立ち尽くした、、、
夢か幻か。
恭平くんの心臓の音を聞いてみた。
どくんどくん、、、
いつだったか、聞いた感じと同じ。
恭平くんって、こんな細かったっけ?
恭平くんって、こんな背高かったっけ?
恭平くんって、こんなにカッコ良かったっけ?
恭平くんって、こんなに優しかったっけ?
恭平くんが左手を引っ張る
涙が止まらない、、、
恭平くんは、靴のまま、アタシの玄関マットまで上がってきた。
心が、キュンとする、、、
大阪のアパートで毎日のように抱きしめてくれた事を思い出して、身体が熱くなる、、、
背伸びをして、恭平くんの首に、両手をかける
ちゅ♡
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!