あなたside
なんか息苦しくて目が覚める。
自分の首元を見るとまこっちゃんの腕に絡まらてる。
こりゃぁ、苦しいわけだ。
ってか、腰痛すぎる。
腕をとろうと、頑張ってみるものの
寝ているはずなのに、力が強い。
うっすら目を開けて私を見ると
ふんわりと微笑んで腕をお腹あたりにずらして
ついでに足までホールドされる。
そしてまた眠そうな目を閉じようとしている。
まぁ、そうですよね。
なんて思ってると急に今日は何月何日?
と聞かれて、7月6日だよって言うと…
むくっと起きて、私まで座らされる。
私の顔が間抜け面過ぎたのか、拳を口元に当てて笑ってる
そんな冗談を言い合って笑っていると、
ぎゅっと抱きしめられる。
そう言って少し離れてニヤッと笑った
そう言ってくすぐって来ようとするので急いで逃げる
腕を引っ張られてそのまままこっちゃんの腕の中へ
懐かしい。
やっぱりまこっちゃんに抱きしめられると安心するなぁ、
そんなの決まってる。
別々はやだ…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!