第41話

攻め
36
2018/02/18 14:01
野中 愛海 ノナカアミ
昨日…どうだったの!!
朝、会ってすぐの第一声はそれだった。
橘 優羽 タチバナユウ
うん…付き合う…ことになった。
野中 愛海 ノナカアミ
わぁー!!よかったねー!!
橘 優羽 タチバナユウ
それより、愛海と先輩はどうだったの?
野中 愛海 ノナカアミ
話変えない!分かってるんでしょ?私達が上手くいったことくらい。
橘 優羽 タチバナユウ
まぁね。
その後は永遠と質問攻め。
クラスメイト
橘さん!!
クラスメイト
どういうこと!!
教室に入ってすぐ、いつもは声をかけられるはずの愛海が声をかけられなかった。その代わりに私が女子に囲まれる。声をかけてきたのは昨日の暁くんと私の帰り見たであろう女子達だ。
クラスメイト
なんで!
クラスメイト
どうして橘さんが暁くんと帰ってたの?
橘 優羽 タチバナユウ
…あの…
クラスの女子と話すことの慣れていない私はすぐには答えられない。
野中 愛海 ノナカアミ
ちょっとみんな!優羽困ってるし!
クラスメイト
愛海はいいの!
クラスメイト
どうしてよ!周りに興味ないんじゃなかったの!
橘 優羽 タチバナユウ
色々あって…。暁くんと話すように…
暁 陽太 アカツキヨウタ
おはよう!
クラスメイト
橘 優羽 タチバナユウ
こんな中で暁くんが登校してくるとは。
暁 陽太 アカツキヨウタ
俺が言ったの。好きですって。
クラスメイト
えっ…暁くんが?
暁 陽太 アカツキヨウタ
そう。だからいいでしょ?
クラスメイト
暁 陽太 アカツキヨウタ
いいよね?
クラスメイト
うん…分かった…。
1人が納得するとあっという間に女子は散った。
暁 陽太 アカツキヨウタ
大丈夫?
橘 優羽 タチバナユウ
うん。ありがとう。
暁 陽太 アカツキヨウタ
ううん。
相変わらずの笑顔だ。

プリ小説オーディオドラマ