第15話

違う
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2018/02/14 14:48
野中 愛海 ノナカアミ
おはよう!
橘 優羽 タチバナユウ
おはよう。
私はいつも通り愛海の家の前で愛海を待っていた。
野中 愛海 ノナカアミ
材料は月曜に買いに行こ!
橘 優羽 タチバナユウ
うん。
野中 愛海 ノナカアミ
でー、火曜に作って水曜に渡す!おっけー?
橘 優羽 タチバナユウ
うん…。
バレンタインデーの話が進めば進むほど私のテンションは下がる一方だった。
野中 愛海 ノナカアミ
もうー。テンション上げようよー。
愛海の不機嫌そうな顔を見ながら前方に目を向けて驚く。
信条 大和 シンジョウヤマト
あみぃー!!
ブンブン手を振りながらこちらに走って来たのは信条 大和先輩だった。
野中 愛海 ノナカアミ
先輩!!
2人は相変わらず仲良さそうに話し込んでいる。
クラスメイト
先輩があんな風にデレデレするの、愛海ちゃんの前だけだよねー。
クラスメイト
ほんと!羨ましい!あんなカレカノ!!
クラスメイト
先輩、キャプテンやってるときと大違いだもんね!
すれ違う同級生らしき人達がそう話しながら登校していた。
橘 優羽 タチバナユウ
愛海、私先に学校行ってるよ?
野中 愛海 ノナカアミ
えっ
信条 大和 シンジョウヤマト
ごめんごめん、いいよ。橘さん。2人で登校して。
そう言うと先輩は先に学校へ向かって走っていった。
野中 愛海 ノナカアミ
ごめん、話しすぎた。行こ!
橘 優羽 タチバナユウ
違った…
野中 愛海 ノナカアミ
えっ?
先輩に名前を呼ばれたときと暁くんに名前を呼ばれたとき、感情が全く違うこと動揺していた。

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