小太郎の唇を割って舌を入れた。
潤滑剤を指につけ、中に指をいれた。
引き裂かれるような痛みで顔が歪む。
少しでも力を入れると痛みが増す。
痛みで何も考えられない時に清春の指がある一点に触れた。
急な快楽に声を抑えられなかった。
枕に顔を当て必死に声を抑える。
小太郎の口調が明るくてもやはり不安はあるようで、恐る恐る枕を取った。
再度、指を増やして中に入れると僅かだが、さっきよりもすんなり入っていった。
弱いところを何度も刺激する。
集中的にそこを責めると、自然と小太郎の声が漏れた。
すでに不規則な呼吸。
試しに指をもう一本増やしてみた。
小太郎の肩が上下に震えた。
ふにゃっと安心した笑顔を清春に向けた。
その笑顔を見ると胸がきゅぅっとした。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。