第35話

35
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2022/01/14 18:11
清春
清春
…俺も、男だから
清春
清春
近すぎたらそういう気持ちになるから…
小太郎
小太郎
僕だって男だよ
清春
清春
そうじゃなくて好きな子やから
清春
清春
こたのこと大事にしたいし…
小太郎
小太郎
っ!!
いきなりそんな優しい愛情を見せられるとは思っていなかったから、つい照れてしまった。
小太郎
小太郎
………っ…それはずるいじゃん…
清春
清春
何?
小太郎
小太郎
だったらさ
小太郎
小太郎
この日は一緒に寝るってことにしよ
小太郎
小太郎
何曜日は一緒に寝る日とか
清春が悪い夢にうなされているのが心配だった。自分にはこういう事をして安心させることしかできない気がした。あとは、個人的に清春と一緒に寝たいという願望。
清春
清春
それええな
小太郎
小太郎
週4くらい?
清春
清春
……週2くらいにせえへん?
小太郎
小太郎
え、少なくない?w
清春
清春
意外と十分やって
週4も一緒に寝たら理性が持たない。
小太郎
小太郎
ふーん
小太郎
小太郎
別にいいけどさ…
小太郎はどこか腑に落ちない顔をしていた。
小太郎
小太郎
とりあえず今日からね!
小太郎
小太郎
僕の部屋だから!
清春
清春
わかったってw








夜、11時過ぎ。
いつもならこの時間帯くらいから寝始める。
そして、あの夢を見る。
でも今はそれどころではない。
これから一緒に寝るということに混乱していた。普段たまに一緒に寝てるだろって思うかもしれないが、小太郎と恋人になって一緒に寝るのはあの日で最後。久しぶりすぎて落ち着かない。
自分の使っているマクラを持って小太郎の部屋に行った。
清春
清春
小太郎ー、いる?
小太郎
小太郎
いるよー
部屋に入ると、小太郎は既に眠たい様子だった。
小太郎
小太郎
寝よー
清春
清春
うん…
隣に横になり布団を被るが全く眠れない。
清春
清春
(やっぱ小太郎が寝たら部屋戻ろ…)














数十分ほど経つと、隣から寝息が聞こえた。
清春
清春
(そろそろええか…?)
起こさないように身体を起こしてベッドから出た。
小太郎
小太郎
ん……、どこ行くの…?
小太郎
小太郎
といれ…?
清春
清春
っ!!
まだ睡眠が浅かったのか目を覚ましてしまった。
清春
清春
いやっ……
小太郎
小太郎
……もどっちゃうの?
清春
清春
なんか寝れなくて…
小太郎
小太郎
えー……
小太郎
小太郎
寝ようよ…
ベッドに座っている清春の腰にしがみついた。
清春
清春
っ…わかった…
再び布団の中に身体を収めた。
小太郎
小太郎
寝れそう?
清春
清春
うーん…
肩が触れる度に伝わる体温、髪の毛から香る小太郎の匂い、振り向いたら唇が当たってしまいそうなほどの近距離。

こんな状況で寝れるわけがなかった。

男であるうえ、どうしてもその気になってしまう。
清春
清春
一緒に寝るの今度にせえへん…?
小太郎
小太郎
だめ
清春
清春
……正直に言うたら
清春
清春
もうそういう気持ちになってるんよ……
清春
清春
お願いやから…
前に犯された小太郎のことを考えると、まだ手が出せない。最近思い出したばかりで小太郎に無駄な負担をかけたくなかった。
小太郎
小太郎
………
清春
清春
ごめんな…俺のために言ってくれたのに
小太郎
小太郎
………いいよ
清春
清春
ん、ごめん…
小太郎
小太郎
違う
小太郎
小太郎
シよ

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