痛い思いをさせないように、言われた通りゆっくり挿れていった。
小太郎の目に涙が滲んだ。
小太郎の背中に手を回して抱きしめた。
こうなったら小太郎が1歩も引かないのをわかっている。それでも心配だった。
いくら解れたとはいえ、指とは全然違う。
こんな細い身体に挿れたら壊れてしまわないか怖かった。けど、相当痛いはずの小太郎が頑張ってくれている。
意を決して挿れ進めた。
数分かけて小太郎の中に全て挿れた。
涙で潤った目を細めて笑った。
すごくお腹が苦しくて痛くて泣きそうだった。
清春のモノでお腹の中がいっぱいになっている。けど、清春が気持ちよさそうにしているとそんなことどうでもよかった。
愛されているのを心でも身体でも感じて幸せだった。
清春が少し動いた時、腰の辺りがゾクゾクした。
痛みに慣れ、動く度に身体中に電気が走るように反応する。
こんな快感知らない。
小太郎が首筋に噛みついてきた。
より一層強く突き始めた。
声を出さないように必死になって首筋を噛んでいるのが堪らなく愛おしい。
ゴムを付けていないから抜き出そうと腰を引くと、その腰を抑えるように小太郎が足を組んだ。
限界がきて小太郎の中に出してしまった。
熱い液体が体内に広がった瞬間、全身が硬直して果てた。
清春の腕に包まれながら湯船に浸かった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。