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2021/06/13

第4話

通学路に佇む霊
放課後………
結局、6限目もサボった彼らは、教師から説教を喰らうこととなった。
ちなみに、これがその時の様子である。
教師
教師
大体、お前らはな、ーーーでーーー……
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
(あ〜…うぜぇ…早く終わんねぇかな…依頼人が先に来ちゃってたらどうすんだよ…)
彼方 侑乃
彼方 侑乃
(……無性に腹立ってきた……)
八雲 アラ
八雲 アラ
…チッッ……(よく耳を凝らさないと聞こえない舌打ち)
(めんどくせぇ…黙ってろよゴミが…)
蓬莱 華風
蓬莱 華風
(…早く終われ〜〜……)
来栖 白夜
来栖 白夜
(…なんやねんこいつ……(自主規制)に(自主規制)してやるか…?)
黄蘗 芽衣
黄蘗 芽衣
…(サボった僕が悪い、僕が悪いんだ、だから怒るのは違うでしょ、僕…!!)
教師
教師
ーーで……おい、ちゃんと聞いてんのかお前ら!!
6人全員
もちろん聞いてますけど?/聞いてるけど?/聞いてますよ?
こんな感じだったそうです。
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
…はー…依頼人まだ来てないみたいやな、良かった
彼方 侑乃
彼方 侑乃
…さすがに俺でも腹立ったんやけど
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
でもユーノ怒らんやろ?イケメンやから
彼方 侑乃
彼方 侑乃
当たり前だよなぁ‪w
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
せやな‪w
八雲 アラ
八雲 アラ
……何やっとんのあの二人…
蓬莱 華風
蓬莱 華風
Swi○chで遊んでるお前が言えることやないと思うで
来栖 白夜
来栖 白夜
確かにSwi○chで遊んでる方が「何しとんの」やわ
黄蘗 芽衣
黄蘗 芽衣
完璧な校則違反…‪w
そんな風に雑談していると、依頼人である漣 真央がドアを開けて入ってきた。
漣 真央
漣 真央
はぁ…はぁ…
すいません、遅れちゃって…!
お待たせしてしまいました…
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
いや、それはええけど、とりあえず落ち着こか?
走ってきたのか、息が上がっている真央に対して、璃那は冷静にそう言い、椅子に座るよう促す
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
…落ち着いた?
漣 真央
漣 真央
はい…大丈夫です
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
そか、じゃあまず聞きたいんやけど、お前さんの言う霊がおるところって、この地図のどこや?
そう言い机の上に地図を広げると、真央は「…あ、ここです」と指で場所を指し示した。

その道は、先程芽衣が言っていた道のすぐ近く…と言うよりか、車道を挟んだ反対側の道であった。
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
この付近におる、ってことで間違いない?
漣 真央
漣 真央
はい…少なくとも、僕がよく見かける場所はこの辺です
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
…んじゃあ行くか。そこに
漣 真央
漣 真央
え、い、行くんですか…??
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
勿論。行かんとどうにもならんやろ、お前らも準備して
彼方 侑乃
彼方 侑乃
俺はもう終わっとるんやけど
来栖 白夜
来栖 白夜
俺も〜
黄蘗 芽衣
黄蘗 芽衣
僕も終わったよ、あとは華風とアラだけ、だけど…
蓬莱 華風
蓬莱 華風
ちょっと待って、今準備してる!!
八雲 アラ
八雲 アラ
……(ゲームしてる)
アラと華風以外は用意が終わり、既にいつでも行けるようになっているのだが、華風は荷物が多いため用意が遅いし、アラは用意する気分ではなかったのかゲームをやめようとしていなかったのである。
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
…アラ〜、用意して、今日はお前のその”力”も必要になんねん
八雲 アラ
八雲 アラ
……
璃那がそう言った瞬間、アラの動きは止まり、ゲーム機を1度置いて準備に取り掛かった。
彼方 侑乃
彼方 侑乃
…ほんと、お前のそのアラを好き勝手に使いこなせる力だけは凄いと思うわ…
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
ふ‪w‪w
使いこなしてはないで‪w
なんだかんだ言いながらも用意が終わり、彼らは真央の案内で現場へと向かうことになった。
……現場に到着
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
…ふーん、ここがねぇ…まだ明るいけど…確かにいっぱいおるな
漣 真央
漣 真央
ここ、昔から事故も多いので、霊も自然と増えていった、っていう感じです
八雲 アラ
八雲 アラ
…いるだけで吐き気がしてくる、あいつら全員悪霊化しとるやん
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
お、やっぱり分かるか、さすがアラやな。
真央の説明を聞き、Swi○chをやめようとしないアラも、画面を見ながら「吐き気がする」と言っていた。
来栖 白夜
来栖 白夜
…事故で死んだから、恨んどるんか、やから地縛霊に…
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
せやなぁ…とりあえず、侑乃、行ってきて
彼方 侑乃
彼方 侑乃
…っっは??何に?
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
だから、横断歩道のとこ。1人の霊が見える人を襲うんやろ?やから行ってきて
侑乃にそう言いニコニコとする璃那。
この笑顔を浮かべている時の璃那は、何があっても意見を曲げない。
彼方 侑乃
彼方 侑乃
…わかった、行ってくる…
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
ん、頼んだよー
そんじゃ俺らはあそこの角のところ位で見てるか
10m程しか離れていない場所を璃那は指さして言った。
「もう少し遠い方がいいんじゃないの?」と、華風が言うが、「あんまり遠すぎると、侑乃になんかあった時に助けに行けんやろ?」と言い、彼らは言われるがまま、その場所へ向かった。
横断歩道から少し離れた辺りから侑乃が歩いてくる。
未だに真央が言っていた霊は現れていないが。

璃那は御札を手に持っているし、侑乃も何かあったらどうにかできるため心配はないが、さすがに不安にもなる。

その気持ちを押し殺しつつ、その霊が現れるのを待っていた。

そして、次の瞬間。
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
…来たか
漣 真央
漣 真央
あ、あれ…!!
赤信号の横断歩道。その寸前で、侑乃の背後に、黒いモヤのようなものが現れた。
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
…アラ、準備できとるか?
八雲 アラ
八雲 アラ
…勿論。
普段はゲームばかりしているアラが、ゲーム機を鞄に直して侑乃の方を見ていた。
そして、横断歩道が青になった瞬間。
彼方 侑乃
彼方 侑乃
……今だ!
侑乃はこちら側に走り出し、その侑乃の声と同時に隠れていた璃那が、たった今自分の血を付けた御札を霊に向かって投げる
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
…これで、少しは大人しくなるかな
御札で動きを封じられたその霊。 
祓うことは出来ないが、襲わなくなれば話くらいは聞ける。
さすがに話も聞かず無理やり成仏させるほど、冷たくはない。
人通りが少なく、車も全く通らないから良かったが、良く考えればとてもおかしな光景だ。霊が見えない人間からすれば、「何をしているのか」という話でもあるからだ。
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
…じゃ、アラ、頼んだよ?
霊を抑えつけるために体力を使っている璃那は、アラの方を向いてそう言った。
八雲 アラ
八雲 アラ
…おん、任せといて
珍しくスイッチの入った真面目なアラ。
霊の方へと歩いて行くその歩みに、迷いはなかった。