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第21話

100年経ったら、起こしてね。
107
2021/08/02 12:37
2×××年、7月25日。
蓬山の頂上。
そこには、美しく、大きく、不気味な館があった。
若干城のような見た目だが、「狐目屋敷きつねめやしき」と呼ばれているから、屋敷なのだろう。
あの屋敷には恐ろしい御札使いが住んでいる、という噂があった。
「馬鹿馬鹿しい、」と思いながら、薄い黄色の髪をした少年は、「狐目屋敷に肝試しに行く」という友人に無理やり連れてこられて、苛立ちすら覚えていた。

そんな少年の名前は、黄蘗 氷音きはだ ひお
漣 天希
───おい、氷音ひお!!!
そして、氷音の名前を、呼んだ、髪がすこし長い少年が、漣 天希さざなみ あまね
黄蘗 氷音
うわッッ?!な、何、急に!!
漣 天希
さっきからぼーっとしてんぞ、ほら、見ろ!
目的地である狐目屋敷に着いた2人は、草むらに隠れて辺りを見ていた。
頭が良く、霊などのことを全く信じていない氷音。
力が強く、霊などについて興味津々な天希。

ちぐはぐすぎる2人である。
そんな2人が、狐目屋敷で見たものとは一体───?
Urban Legend Research Club、season2
(誠意執筆中!!!!!!!)

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