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2021/06/14

第5話

霊媒師の子孫、八雲 アラ
御札で動きを封じられた霊に歩み寄るアラ
そのアラの手には大きな数珠が。
彼方 侑乃
彼方 侑乃
…なんや、あれ、なんでアラが…?
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
何って、どう見ても数珠やろ?
蓬莱 華風
蓬莱 華風
それはわかるわ!なんでアラが持っとるんって聞いとんの!!
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
…なんでって、アラが霊媒師の子孫で、その見習いやから…やろ
来栖 白夜
来栖 白夜
…アラって霊媒師の子孫やったん!?
そう。実は、八雲 アラは霊媒師の子孫で、霊と話すことが出来る…イタコのようなことが出来るのである。
霊感自体はあまり強くないが、話すことが出来るため「退屈はしない」と本人は言っている。
彼方 侑乃
彼方 侑乃
…ってか、知っとるならなんで黙ってたん
つーかなんで知ってんねん
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
言う必要ないと思っとったし〜…

それに、俺に分からないことなんてないで?情報収集は得意やからな
八雲 アラ
八雲 アラ
…って、言っとるけど、霊と話せるってことは俺が教えたやん
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
まぁまぁ、細かいことは気にしない気にしなーい‪w
黄蘗 芽衣
黄蘗 芽衣
まぁ、八雲家は、代々霊媒師として活躍してる家系だからね…
その界隈では、結構有名じゃない?
彼方 侑乃
彼方 侑乃
…全然知らんかったわ…
八雲 アラ
八雲 アラ
まぁ…理由聞けばええんやっけ、…さすがにあそこは危ないからささっと連れてくるわ
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
頼んだよ〜
そう言い、横断歩道の所まで行って霊に何かを話しかけた後、その数珠を投げて霊の首に巻き付けるアラ。

「あいつ何してるんだ?」と璃那以外の4人が思う中
アラはその霊を引き摺って”持ってきた”のだ。
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
おーおー…手荒な方法…
彼方 侑乃
彼方 侑乃
霊引き摺ってくる奴とか初めて見たんやけど…
蓬莱 華風
蓬莱 華風
うん、わいも。
黄蘗 芽衣
黄蘗 芽衣
…まさか引き摺ってくるとは…
漣 真央
漣 真央
あ、あはは…‪‪w
来栖 白夜
来栖 白夜
……依頼人が軽く引くレベルやぞ…
八雲 アラ
八雲 アラ
ほい、連れてきた
璃那達の所まで霊を持ってきて、数珠を外しそういうアラ。
しかしアラは忘れている。霊と話せる人間が自分だけであることを。
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
いや…「連れてきた」やなくて、話聞いて?俺ら話できんのよそいつと
八雲 アラ
八雲 アラ
…そか、わかったわ 

なぁ、お前、なんでここで人襲ってたん?
漣 真央
漣 真央
いや、そんな聞き方でいいんですか…
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
アラならこれで十分なんよ‪w
八雲 アラ
八雲 アラ
ふーん…

なんか、あれやて、人に恨みがあるらしいで。
そういうアラだが、周りからしたら適当に言っているようにしか聞こえず、全員が「は?」という顔をしていた。
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
いや…そりゃ人を襲うんやから恨んどるってのは俺らでもわかるわ、
なんで恨んどるんかを聞きたいんよな?
八雲 アラ
八雲 アラ
あー…なんかあれやって、ここで昔殺されたからみたいな…
来栖 白夜
来栖 白夜
へぇ…それで恨んどるんか
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
……くっっっそ傍迷惑な話やな…
彼方 侑乃
彼方 侑乃
ふッッ‪w‪w(反応に笑っちゃった)
そんな風に呑気に話をしていて、彼女らは気づいていなかったのである。

その霊についていた御札が剥がれ、そいつが動けるようになっていたことに。

そして、その霊は
先程自分に御札を投げて動きを封じた璃那に襲いかかったのだ。
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
…おっと…?!
黒いモヤが人のような形になり、左手は璃那の頭を掴んで、右手にはナイフのようなものを持ち、それを璃那の首に当てていた。
来栖 白夜
来栖 白夜
リーナ!?
黄蘗 芽衣
黄蘗 芽衣
お姉ちゃん…!!助けに行かなきゃ…!!!
八雲 アラ
八雲 アラ
…待ってや
白夜や芽衣が焦る中、アラや侑乃は至って冷静だった。
蓬莱 華風
蓬莱 華風
な、なに言っとんの!?早く助けんと!!
彼方 侑乃
彼方 侑乃
…いや、アラの言う通りやな
下手に助けに行ったらリーナがどうなるか分からんし
侑乃が言ったように、霊に捕まっている状態で無理に助けようとすれば、確実に璃那に被害が及ぶだろう。
彼方 侑乃
彼方 侑乃
…というか、なんでお前も軽々捕まっとんの
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
いや〜…油断してた‪…
漣 真央
漣 真央
なんでヘラヘラしてるんですか!早く離れなきゃ…!!
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
いや、自分で逃げられたら苦労せんのやが…
抵抗できない璃那は、首に当てられたナイフを前にしてもへらへらと笑っていた。
それに対し、真央は声を荒らげるが、璃那は全く気にしていないようで。

それに対し腹が立ったのか、霊はナイフを璃那の首に押し付けた。
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
いッッッ…
来栖 白夜
来栖 白夜
ちょ、リーナが…!!
蓬莱 華風
蓬莱 華風
首、血出ちゃってるって…!!
八雲 アラ
八雲 アラ
…でも、あいつ、動いたら殺すって…
アラのその一言で、今までどうにもできなかった彼らは、不用意に動くことすらままならなくなった。

白夜と侑乃は、「久しぶりの依頼だが、危険すぎた、断った方が良かったか」と、
アラと華風と芽衣は、「こんな依頼、やっぱり断ればよかった」と。
真央は、「僕がこんな依頼しなければ」と。

全員が自分を恨み、その霊を恨んでいる中、たった1人だけ。
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
ふは‪wそんな暗い顔すんなよ〜‪w
こっちまで気が滅入ってまうやん
首から血が出ても尚、へらへらと笑っている璃那の姿があった。
漣 真央
漣 真央
なんでそんな笑ってるんですか!!璃那さん、ほんとに死んじゃいますって…!!
そう叫ぶ真央に、璃那は静かにこう告げた。
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
大丈夫やって。俺は都市伝説調査クラブの部長、黄蘗 璃那やで?
そう簡単に殺されるわけがないやん
自らの首に触れながら璃那はそう言い、次の瞬間。
黄蘗 璃那
黄蘗 璃那
俺も、珍しく怒っとるんやわぁ…‪w
自分の血を付けた御札に、なんの細工もしていない御札を重ね、その御札の束で霊を押しのけ、ぶん殴ったのである。
彼方 侑乃
彼方 侑乃
…ほんま、あの馬鹿、心配させやがって…
黄蘗 芽衣
黄蘗 芽衣
…やっぱり、さすがお姉ちゃん。
僕らじゃ絶対に敵わないくらい強いなぁ、もう…‪w
来栖 白夜
来栖 白夜
…流石、としか言えんけど…終わったらいっぱい愚痴言ってやるわ…
八雲 アラ
八雲 アラ
…霊もタジタジになるくらい驚いとる…‪w‪w
メンバー達が様々な反応を見せる中、璃那は1人落ち着いた表情で、その場にしゃがみ込んだ霊を眺めていた。