てっちゃんが買い物行くって私に言う時は、だいたい買い物付き合って、ってこと!
まあ、イオンかコンビニかスーパーくらいしか行かないんだけどねw
今日は何買うんですかね?
イオンに着いたら早速
「あー!東海オンエアだー!」
とか、
「てつやだー!」
とか、
「てつやとあなただー」とか
私も呼んでもらえて嬉しいね。
とか、思ってた矢先。
1人がそう言うともう既に長蛇の列。
しかもみんな、「てつやさん!撮って!」
「サインください!」
さすがに私も心が折れた。w
思わず苦笑。私たちの買い物は、「そんなこと」って思われちゃうんだもんね。
私は結局その場で交流を見守ることになった。
でもこれ……お店側に迷惑だよね?
そんなことを考えていると、どんどんてっちゃんが私の方によってきてたみたいで、私の周りも長蛇の列……というか溢れんばかりの人!人!人!
その直後、激痛。
激痛の走る右足を見ると……血?
騒ぎが収まったのはそれから30分後。イオンの人が何とか収めてくれて。
私は痛みに耐えながら、イオンの方とお話中。
それが終わったのが、さらに10分後。
裏に入れさせてもらって、さっきとは全然違う所に出る。
そして買い物に────
そう言っててっちゃんはグイグイ私を引っ張って出口へ向かう。えぇ!本当に帰っちゃうの?!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。