第3話

新しい恋
365
2018/01/19 23:03
あの初めての失恋から3ヶ月たった。
もう忘れたとは言えないが、
自分なりには新しい恋に進む努力をしているつもりだった。
そして月日を重ねる事に
ある小さな恋心がうまれた___
きっかけは少しずつ寒さが増してきた秋の日だった。あなたが登校するとクラスの男子が話しかけてきた。
M君
お前さー、翔太の好きな人知ってる?
あなた

え、木村の?知らない知らない。誰?

M君
あーやっぱ知らないんだ。
あなた

M君
まあ、いつか分かるよ。
あなた

はあ‥‥

そして、Mは先生に呼ばれ、行ってしまった
木村かあ‥‥
木村とは小学生のころに同じ塾だった。
でも木村は頭がよくて、あなたと知り合って5ヶ月後ぐらいにはもう1個上のクラスに上がっていた。塾内でたまに見かける時はあったものの仲良しとは程遠かった。
今ではあなたが塾を移転した為、
学校でしか接点がない。
そんな関係___
その日、席替えをした。
すると、まさかの翔太の隣だった。
あなた

これからよろしくね

翔太
翔太
あー。うん
素っ気ない返事だった。そんなにあなたに興味ないのか‥‥ちょっと悔しいな。
それからの毎日、あなたと翔太は少しずつだが仲良くなっていた。翔太とは、塾の先生の話とか同じ歳の妹の話で会話が途切れる事はなかった。
そしてまた月日が流れ、季節は冬に変わっていった。
その頃にはあなたにとって翔太はいつの間にか目で追っている、気になる存在となっていた___

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