第9話

07.てひょん①
613
2021/04/28 07:50

時刻は08:30を過ぎたところ。



今日の朝ごはんはトーストと
ミネストローネと、
卵とほうれん草とベーコンの炒め物。

それにデザートのヨーグルト。


皿に盛り付けていると、

「ヌナ、これ美味しそう。」


「こら、テヒョン、、、」

注意する私の後ろで、
つまみ食いを始めるのは私の彼氏。
キム テヒョン。

「イヒヒ。」

私の肩に顎を乗せて、
お腹まで手を回して、くっついてる。


「ほら、出来たからもう食べよ?
お皿運んでくれる?」

「うん!」

なんだかんだ可愛いから、
彼のつまみ食いなんか許しちゃう。


「いっただきまーす!!」

「いただきます。」

いつもふとした時に思うんだけど、
ふにゃりと笑う顔だったり、寝顔だったり、
テヒョンは本当に顔が綺麗だなぁと思う。



半年前に始めた同棲だけど、
テヒョンが居てくれる生活がとても幸せ。


私は両親が忙しくて、
従兄弟の家によく居たから、
家族とか、一緒に住む、とか
とっても憧れだった。


「ヌナ?」

「ん?」

「僕、超幸せ!ご飯もとっても美味しいよ!」

「テヒョンがそう言ってくれて良かった!」

二人でご馳走さまをした後は、
今日のお買い物の準備。


思ってたよりテヒョンが、
沢山食べてくれるから、
お皿を買い足すつもりだ。


今日は久しぶりに
ボーイッシュな服装で行こうかな。


「テヒョン、準備できた?」

「出来た!行こ?」

久しぶりに二人でお買い物、楽しみだなぁ。


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