五条aide
コンコン
返事がない
体調でも悪いのかな?
部屋には、誰もいなかった
ベッドの中にも収納部屋にもいなかった
あなたの部屋には白い封筒に入った手紙がおいてあって
中にはあなたの字で
「ごめんなさい
もう一緒にはいられません」
と書いてあって
出ていったと直感的に感じられた
直ぐに伊地知や顔見知りの術師に写真を見せたりして聞いた
でも、変装しているのか1週間経ってもあなたは見つからなかった
でもある日
僕は直ぐに彼女を見たと言う所に行った
そこには小さな小屋があって、入るとたくさんのノートがあった
1つ手にとって1ページ目を開くと
「理解して」
「信じて」
「術師はもう嫌だ」
「高専のみんなと違う世界線で出会いたかった」
など、ぎっしりと書いてあって
ここにいるんだと確信できた
その後も探し続けて一週間が経ったある日、あなたに近づく事ができた
あなたの姿を一瞬だけ見ることが出来た。
もともと細かったけど更に痩せ細っていて髪は短く、ずっと逃げていたからか傷だらけだった
それでも逃げられてしまって
思わず大きい声を出した
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。