「でさー康二の結婚式、行く?」
『悩み中』
「ふーん、まだ好きなの?康二のこと」
『別に』
「ほんともうそろそろ結婚してよ」
『また言ってんの?』
「なに、子供作ったら結婚してくれる?」
『やだ、無理』
「俺はどうしてもあなたと結婚したいし子供ほしい。」
『そっか、でもごめんね』
「なんで」
『まだ先生してたいし』
「俺と幸せになってよ」
『蓮のこと好きな子多いんだから今はやだ』
「守るし!」
『そーじゃないの笑』
(しつれいしまーす。)
『あ、え、京本先生、どーしたんですか?』
(なんとなく?!笑)
「今お取り込み中なんだけど大我!」
(目黒先生すみません!!)
『いいよいいよ、笑 来てくれてありがたかったし笑』
(お取り込みするなら僕観覧してますよ)
「絶対嫌だわ笑」
阿部「あなたー、会議終わったんだけどさー、」
『おつかれ亮平〜、なんか飲む?』
阿部「珈琲ある?」
『ん、あるよ〜、』
(僕も欲しいです!!)
阿部「あ、これのコップ貸してあげて京本に」
『え、じゃあ亮平どーする?』
阿部「なんか余ってるのある?」
『あーあなたのならある』
阿部「あなたがいいなら使ってもいい?」
『あーいーよー、』
「だめ!」
『蓮が決めることじゃないでしょ、笑』
「だめなの!」
『じゃあ蓮のやつ貸してもいい?』
「だめ!」
『えぇ、笑』
「ふっか先生のやつとかにして」
『ないよ、笑』
「え、」
『あ、じゃあ今日は生徒用でもいい?ごめんね亮平』
阿部「おれはなんでも大丈夫だよ笑」
『あと京本先生の分も買ってきとくねコップ、笑』
京本(いいんですか!!!)
『うん、笑』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。