第4話

❤︎
903
2018/07/14 15:16
大貴 『 ん ? どした ? 』
あなた 『 手 ... 』
自分でもみるみる顔が赤くなっていくのがわかる

先輩は私の赤くなった顔を見て少し恥ずかしそうに
大貴 『 ダメ .. かな ?? 』
あなた 『 だ 、大丈夫です .. 』
心なしか先輩の手を握る力が強くなった気がした
手を繋いだまま歩いていると

周りからの視線が気になった
女性 『 あの子かっこいい 〜 、、彼女さんかな ? 』
女性 『 わあ 、ほんとだかっこいい 』
そんな言葉が耳に入るとやっぱりちょっと

嫌な気分になった
あなた 『 先輩って 、、やっぱもてますか ? 』
大貴 『 ええ ? ん 〜 モテるのかなあ 。』
先輩は困った顔をして少し考えていた
大貴 『 まあでも 、好きな人にはモテないみたい 笑 』
あなた 『 好きな人 、、』
大貴 『 その子さ 、すっごい仲のいい男の子がいて俺の入る隙ないなって感じ 、、』
あなた 『 先輩でも 、好きな人いるんですね 笑 』
大貴 『 そりゃいるよ 笑 』
駄目だ 、、このままじゃ 、、嫌な気持ちしかしない
あなた 『 先輩 、お店こっちですよ ! 』
違う方向に行こうとしている先輩の手を引っ張り

その流れで手を離した

自分の心が読まれそうで怖かった
先輩の前を歩き足早に店に行こうとした
大貴 『 待って 』
先輩が私の手を掴み引き止めた
あなた 『 え 』
大貴 『 今日 、部活の買い出しで呼び出したんじゃないんだ本当は 』
先輩の顔がみるみる赤くなっていく

期待してもいいのかな
先輩が何か言いかけたその時
誰かの手が私を抱き寄せた
振り返るとそこに居たのは

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