優太が戻ってくるのを待ちながら
ソファでくつろいでいると
スマホの通知音が聞こえた
あなた 『 ん 、なんだろ ? 』
画面を見るとそこには
" 有岡先輩 " から通知が来てます 。
の文字が ...
あなた 『 えっ 、先輩 !? 』
すぐさまスマホを手に取り内容を見る
あなた 『 買い出し 、、、ああ 、』
内容を見て少し落胆する
すぐ既読がついて返信が来る
あなた 『 はあ 、、期待したのが馬鹿だったかあ 、』
優太 『 誰それ 』
あなた 『 うわああっ !! 』
突如背後に現れた優太にスマホを落としそうになる
優太 『 誰 ? それ 』
スマホを指さし優太は少しむくれ気味に言う
あなた 『 もうびっくりさせないでよ 、、部活の先輩だよ馬鹿 ! 』
優太 『 ふ 〜 ん 』
あなた 『 見てたならわかったでしょ 、用事できたから戻って !! 』
ソファから立ち上がり準備をしに部屋に戻ろうとする
すると急に手首を掴まれた
あなた 『 え 、なに ? 』
振り返ると優太が真っ直ぐ私を見つめていた
優太 『 行かなきゃダメなの ? 絶対 』
あなた 『 そりゃあ 、、もう言っちゃったし 、、 』
優太 『 俺の方が先約だったろ 』
あなた 『 優太が無理矢理来たんでしょ 、、 』
優太の真っ直ぐな瞳に気まづくなり黙っていると
優太 『 いいよ 、行けよ 』
あなた 『 .... 変なの 』
手を離されすぐに部屋に戻るが
まだ握られた所が熱い 、、
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。