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『うっっっす!!!』
総長 イザナの一声で天竺の特攻服をきた暴走族が集まる
私は幹部達の後ろに隠れて顔を覗く程度
一番近くに居たかくちょーに声をかけたら
振り返って心配そうな顔をする
ちょっとばかり優しく笑ってまた前を向くかくちょー
いや、何があるか教えて??
きっとイザナは鬼だ。
人見知りの私にこんな沢山のましてや男ばかりの前に立つなんて
私はゆっくりと幹部の後ろから出てる
『は、女?』
『総長!!どーいうことっすか!!』
あちこちからくる否定の声
.
そんなこと言ったら、!
だぁぁぁぁあ!!!
『は、灰谷?』
『もしかして、蘭さんと竜胆さんの…』
『ゲロ強ぇじゃん!!』
天竺幹部きっての弱星です…。
だからそんなきらびやかな瞳を私に向けないで…
.
『鰤音君となら、、』
『それで勝てたらまぁ、、。』
『遺言はねぇっす!!!』
いや、あんな厳つい奴としたら、、
特攻服の首根っこを掴んで全員の真ん中まで引っ張ってくる
なんて顔…してんだ、、斑目さん…
アジトのど真ん中まできて服を離され雑に投げられる
女、、ましてや幹部の妹投げるなんて
そーいう基礎を知らない奴は好きじゃない。
にこやかに笑う斑目だけど、目は獲物を捕らえた猛獣そのもの
明らかに自分より下と分かった上で容赦をしないと言ったよね。
こーいうのをされると
私の尺に触るんだよね。♡
弱いもの虐めをして、
挙げ句のはてに弱いものに殺された母親を
"忘れられない"
また一つ私のネジは外れていく
もう元には戻せないもの。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。