第9話

9話
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2020/09/04 07:00




アランさんにお屋敷の中を説明してもらって、ようやく構造がつかめてきた。


そして今は図書館にいる。



アラン
あの、何で俺まで?


そう。アランさんも一緒に。



何故かって?


だって、可愛いミシアを誰かに見せたいじゃん!


それに、アランさんは口も固そうだし、信用できそうだから、造形魔法も見せていいかなって。


ラナ・リハイント
まあまあ、いいものがみれますよ
アラン
いいもの………?




アランさんは検討もつかないみたい。



まぁ、ミシアが言ってたことが正しければ、私が魔法を使うなんて思わないだろう。




ラナ・リハイント
ミシア~?
ラナ・リハイント
いますか~?
ミシア
あ、ラナ様、おかえりなs……
ミシア
え、アランさん?
アラン
あ、ミシアさん、ですっけ。
ラナ・リハイント
わたしがつれてきたんです!



どうだ!

というように、腰にてを当ててふんぞり返る。



ぶっちゃけ、そんなドヤることでもないんだけど、やってみたかったから。




ミシア
ラナ様?
え、見させていいんですか?
ラナ・リハイント
はい!
アランさんはしんようにあたいするとはんだんしました!
アラン
えっ、あ、ありがとうございます……
ミシア
よくそんな難しい言葉知ってますね…



あ、ヤバい、確かによく考えてみれば、3歳児の物言いじゃないな………



振り替えれば、けっこう3歳児にしてはおかしい事ばかりしてるな、私。


ここでは目立たず、質素堅実に、平和な人生を歩むのではなかったのか、私!



ここで私が以上だと言うことがばれたら、そんなことできなくなるじゃないか………



でも、そもそも前世からイレギュラーで、それが転生していると言う時点で、相当なイレギュラーなんじゃ………



しかも、これから見せるのは造形魔法。


私にとっては何てこと無い魔法だけど、この時代の人たちにとっては、難解な魔法。


私がイレギュラーってばれるのは、時間の問題なのか………?


それに、たぶんこれからも、造形魔法以上の魔法をどんどん使うだろう。



造形魔法でさえ難解とされること時代では、
そんな魔法たちを使ったら、どうなるのだろう………


………もう、、この際、開き直って素で行くか?




うん、素で行こう!



ラナ・リハイント
これがわたしなのでッ!




精一杯のどや顔でいい放ってやった………ッ!


ミシア
………そうですね、それがラナ様だからですよね。
アラン
ラナ様………すごい人ですね。




あれ、なんで二人とも死んだ魚のような目を………?



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