タケミチside
『マイキーくんが犯罪組織のトップ?!?!』
直「間違いありません。」
12年前_______
マ「タケミっち!約束する
12年後また会う日まで東卍のみんなもヒナちゃんも俺が絶対守ってみせる!!!」
そう言っていたマイキーくんが犯罪組織のトップにいるなんて信じられない
『嘘だ...マイキーくんがそんなんになってるわけねぇよ』
直「.....僕の情報が間違っていると?根拠は?」
『わかんねぇけどでも、そんなわけねぇよ』
『あ、あとあなたさんはどうなってんだ?!ぱーちんくんの結婚式にも顔を出してないし東卍解散から姿を見せなくなったらしい』
直「大変言いにくいのですがあなたさんは佐野万次郎率いる梵天の幹部になっています」
『は?!?!?!あんな優しくて穏やかな人が?!』
直「彼女は東卍解散後両親の事情によりアメリカに引っ越し何者かに両親を殺されたようです。おそらくそれが引き金かと....」
それを聞いて言葉が出なかった
『マイキーくんとあなたさんに会わないと...』
直「いいですか、タケミチくん。それがどれだけ危険なことか分かってるんですか?!」
焦りながら俺の肩を揺らす直人
直「君は12年という歳月を舐めてます。佐野万次郎、宮本あなたは君の知っている人間じゃない」
...........
『握手してくれ!過去に戻る』
もう一度過去へ戻ってリベンジするしかない。
直「何言ってるんですか!!!」
『過去へ行ってマイキーくんの気持ちを聞いてあなたさんの海外行きを止める。』
直「いい加減にしてください!もう姉さんは助かった!目標は達成したんです!!!」
そう言って必死に俺を食い止める直人
___タケミっちは俺のヒーローだ___
___タケミチくんあまり1人で抱えすぎないでね___
それでも諦められない。
『マイキーくんとあなたさんが居なかったら今の俺はいねぇんだよ.....』
目に涙を貯めながら訴える
この訴えに直人も折れたようで「まったく、君には負けます」と手を差し伸べた
ガシッと繋がれた手
あれ...?過去へ行けない
『なんで.....』
直「”トリガー”としての役目を終えた...?」
どうやらお互いが未来を変えたいと思わないとトリガーできない。
現代で変えていくしかないのだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。