トントンッ
トミー「あい、入っていーよ」
トミーの部屋に入るのって2回目だけど、
この状況は緊張する…
なんて考えてたけど、
入らないと怒られそうだから入った。
トミー「座って」
なんか真剣な顔だったから
本当に話があるんだと思い、座った。
トミー「あのさ……」
言葉が止まった。
あ、悩んでる…
言おうか言うまいか悩んでた。
トミー「……えっとな、」
なんだろ…
詰まるなんて珍しい…
いつもより真剣に聞いた。
トミー「……ぷっ。はっははははは」
え?なに?え!?
いきなり笑ったトミーを見て、
すっとんきょんだった。
訳が分からずただトミーを見つめる。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。