第11話

Ep11
591
2021/12/21 00:28
お母さん
お母さん
あなた!
休みだからって何時まで寝てるのー
仕事熱心なのもいいけど
たまには自分の部屋の掃除、したら?!
(なまえ)
あなた
うーーん……
もう少し寝かせて~
仕事だと早起き出来るのに、休みの日はなかなか起きられない。
これ、世界七不思議のひとつ。



最近は、悲しさを消すように、宿舎をピカピカに掃除することに集中している。
掃除をしている時は無心になれる。

みんなからは掃除に取り憑かれていると、からかわれる。


それとは正反対に、
自分の部屋は散らかっている。


どうせマサヤくんも来ないし、、。


でもさすがにこれは女子としていかがなものか。
久しぶりに掃除でもするか!




ざっと片付いたけど、ここの掃除はめんどくさい。
本棚と壁の間。
掃除機が入らない隙間。


普段使わないホウキを1階から持ってきて、隙間のホコリをかき出す。



何本かのヘアゴム、いつぞやのリップクリームと一緒に見覚えのある小さなノートが出てきた。



これは、、、

マサヤくんのノートだ。


いつも、
その日にあったことや、感じた事を書いていたノート。


大事なノートだったら返さないと。




しばらく考え込んだ後
返すべきか、そうではないか
中身を見てから決める事にした。




マサヤくん、、
ごめんなさい!
少しだけ、

見ます!







『〇月△日
あなたの部屋に行った
驚かせちゃったけど、また行こうかな。笑』


『〇月×日
俺だけ名前で呼んでもらおうと思ったのに、いつの間にかみんなの事も名前で呼んでた!ショック!』


『△月□日
今日はタジが差し入れを持ってきてくれた。なんと!あなたが作ってくれたケーキ!美味しすぎた』


『△月△日
いつもケーキ半分持ってかれる。嫌だな。どうやって断ろうか。』


『×月〇日
疲れたー。早くあなたに会いたい』


『×月□日
こんなに大好きなのに、
もしかしてあなたは気づいてないのかな?』
















(なまえ)
あなた
!!!!!!!!!!
この、あなたって、、、
私?





私で、、、合って、、、る?








(なまえ)
あなた
マサヤくん!!!!!!
もうこの気持ちを抑えられない





考えるより先に





マサヤくんの元へ駆けていた